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うさぎさん、補助に回る

 名前:クロ

 種族:犬頭人コボルト・ブラックコボルト ♂

 Lv:5

 HP:243/397

 MP:72/77

 TP:77/85

 状態:激怒 ∞s

 スキル:

  咆哮:TP1       /叫ぶ能力。周囲に状態異常・恐怖の付加。

  足払い:TP1      /敵パーティー全体に足払いを仕掛ける槍技。相手の体勢を崩す。

  疾風突き:TP3     /疾風の速さで突き出す槍技。

  回し蹴り         /足技の武技の一つ。基本的な攻撃の一つ。

  身代わり         /仲間の代わりにダメージを受ける。あるいは敵と闘う事が出来る。

  不退転          /逃げる事が出来なくなる代わりに攻撃力、防御力、素早さが1.2倍になる。クリティカルヒット率が20%増加。

  くいしばり        /HPが0になる攻撃を受けても一度だけHP1で生き残る。

 種族スキル:

  忠義の心得        /主と認めたモノに対する絶対的忠誠心。主が主ではなくなるまで絶対に裏切ることはない。

  仲間を呼ぶ        /嘶きで助けを呼びます。

  コボルトの鼻       /索敵、捜索等に+補正。

  異種間性交・可      /異種族との間で子供を授かることができる。

  指揮Lv1        /軍団を指揮する能力。


 くっそ、減り具合が少ない。ダメージ自体はかなり与えたのに元々の体力が高いせいであんましダメージ入った感じがしない。


「なっ、兎?」


 おじいさんっ、新しい槍よっ!

 どっかのパンを投げる人みたいにアイテムボックスから取り出した鉄の槍を投げる。オークが持ってたやつだけど、ライゼンが持ってた槍より全然使えるはずだ。

 放物線を描く槍は、寸分たがわずライゼンのすぐ前に突き刺さる。


「これは……いや、考えるのは後か、有難く使わせて貰うぞ!」


 槍を引き抜き構えるライゼン。

 ボロボロの槍は壊れるのを恐れていたのか動きが悪かったのだが、この槍は鉄製だからだろう。先ほどよりも動きが良い気がする。


「クク、滾って来たわっ。黒いコボルト、我が槍の奥義、とくと味わえい!」


 ただ、流石に愛用の槍に比べると重さもあってか少し振り回されているように見える。

 なので、俺はライゼンの背後に回り、クロが攻撃に移った瞬間を狙いスキルを発動。

 はい、親指消えまーす!


「グガッ!?」


「隙を見せたな阿呆ッ!!」


 一瞬だけ確かに俺に視線を向けたクロ。親指が消えたことに驚き一瞬我を忘れる。

 その致命的な隙をライゼンは逃さず一撃必殺。

 慌てて逃げ出すクロだが、その肩に鉄の穂先が突き刺さる。


「グギャァァァッ!?」


 悲鳴と共に血が飛沫く。

 っし、一撃!

 HPは243から202に移行した。一撃で40ポイントも削れるのかよ。チクショウ羨ましい。

 その攻撃力俺にくださいっ。これが、人間と兎の差か……


「十連突き!」


 数秒間に十の連撃を叩き込むスキルのようだ。

 悲鳴を上げるクロにダメ押しの連撃。一撃一撃の攻撃力は20前後なものの、それが10も叩き込まれれば200になる。

 一撃で倒し切れるかと思ったが、流石に倒せなかったらしい。


「ガアァァァァァ――――ッ!!」


「キィ――――ッ!!」


 咆哮を放って来たので咆哮で返す。これはクマさんとの戦いで覚えた打ち消し法だ。

 咆哮で身体が止まると焦ったライゼンだったが、俺の咆哮で打ち消された御蔭だろう。自分の身体が動くことに驚きつつも慌てて武器を構え直す。

 クロが忌々しげに俺を睨みつけて来るが、敵は俺じゃぁないんだぜ?


「トドメじゃぁっ!!」


 気合い一撃、瞬雷のライゼン渾身の一突き。

 まさに瞬雷の如く、相手に飛び込むライゼンの一撃に、咄嗟に槍を動かしたクロはソレ以上動けなかった。

 ライゼンの頬を掠めながら空を突くクロの槍。

 そして迷うことなく突き出された鉄の槍がクロの喉を貫いた。

 ライゼンさんの大勝利だ。


「お爺ちゃんっ!」


「マール!? まだコボルト共が居るんだぞ! 女子供は外に出て来るんじゃ……」


「後ろっ!」


 マールちゃんに気付いたライゼンが彼女に振り向いた直後だった。くいしばりが発動したクロが槍を引き絞る。

 気付いたマールの悲痛な悲鳴に、気付いたライゼンが振りかえるより先にクロの槍がライゼンに迫る。

 そして……クロの側頭部にホーンディアの角が突き刺さった。


「しまっ……え?」


「お爺ちゃんッ!!」


 ぐらりと傾ぐクロの姿を呆然と見つめるライゼン。

 慌てて駆け寄って来たマールに抱きしめられつつも、クロの側頭部にホーンディアの角を突き入れた存在に視線を向ける。

 すたり、跳躍からの蹴りを終え、白き兎が着地する。

 ふっ。またつまらぬものを蹴っちまった。足、めっちゃくちゃ痛い。


  ―― シュート を覚えた! ――

  ―― 隠すと増えます を覚えた! ――

  ―― 貫通しまーす を覚えた! ――


 マギーラビットのスキルが二つ増えたな。となると二レベルアップってことか。

 俺は呆然と俺を見ていたライゼンさんの目の前でクロに近づくと、アイテムをちゃっかり回収。

 ホーンディアの角もしっかり回収させて貰うぜ。

 鉄の槍は流石に回収はムリそうなのでクロの使っていた青銅の槍を頂くことにした。ランクはアップしたのかダウンしたのか。まぁいい、撤収! 

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