表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/981

うさぎさん、発光体に襲われる

 と、いうわけで、俺は巣穴へと戻ってきた。

 正直言えばこの巣穴も安全と言う訳じゃない。何しろ普通に蛇入って無双されてたし、兎ってほんと生き辛い。

 現実のウサギもよく巣穴を変更するって聞いたけど、こういう危険から回避するためだったんだなぁ。


 けど、蛇に襲われたというのに母親は気にせずこの巣穴で眠っている。

 兄弟達もだ。お前らそんなんで本当に大丈夫か?

 人生ハードモードなのに普通に危機感もたな過ぎだろ。

 それともアレか? 引っ越しする方が危険だったりするのか?

 それは確かにあるかもしれないな。普通に歩いてるだけで蛇やゴブリンに掴まりそうだし。

 人間にだって夕食として……そういえば、今の所、人って見てないな。存在するのだろうか?


 名前:

 種族:ノウサギ・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター

 Lv:5

 HP:50/50

 MP:3/5

 TP:3/5

 状態:普通

 技スキル:

  連打          /無手の武技の一つ。連続で攻撃を加える。同じスキルを二度使う事がある。

  飛び蹴り        /足技の武技の一つ。助走をつけて相手に突撃する一撃。稀に相手の体勢を崩す事がある。

  掌返し         /相手を助けると見せかけて攻撃する武技。スタン状態にすることがある。

  魔素取り込み:TP1  /周囲の魔素を取り込み体内に溜め込むスキル。MP回復効果。

 魔法スキル:

  なし

 常用スキル:

  ステータス表示(Lv1)/ステータスを表示できる。

  変身          /???

  根性:TP1      /自身のHPの3分の1を回復する。

 耐性スキル:

  毒耐性(Lv1)    /状態異常・毒に掛かりにくくなる。

  麻痺耐性(Lv1)   /状態異常・麻痺に掛かりにくくなる。

 常時スキル:

  忍びの一撃       /認識されていない相手への攻撃が即死攻撃になる。対象にのみ攻撃力2倍。

  雑草魂(Lv1)    /どんな辛いことにも挑戦する生命力。瀕死状態で防御力が1.2倍になる。

  死者への誓い      /死した肉親への誓い。瀕死状態で能力が2倍。

  くいしばり       /HPが0になる攻撃を受けても一度だけHP1で生き残る。

  水泳          /水中移動が可能。一定時間ごとに息継ぎが必要です。

  テクニシャン      /全ての技巧において神技になる。クリティカル率+100%

  絶倫          /交尾時に疲れ知らずになる。連続交尾可能。

  異種間性交・可     /異種族との間で子供を授かることができる。

  生殖器最適化      /相手の種族に対応して交尾が出来る。

 種族スキル:

  粗食耐性        /食べるモノが貧しくとも普通に育つ。

  脱兎          /初期状態から速度二倍で動くことが可能。制限時間2m。クールタイム2m。

  病気弱点        /病気に掛かりやすい。

 加護:

  麒麟の加護       /麒麟・ドルアグスの加護。


 うん、手に入れたスキルよく分からん。

 魔素を取り入れる? とりあえずMP回復ができるならやってみるか。

 俺はその場で魔素取り込みを発動させる。


 一瞬、俺の身体が光を発した。

 なんぞ? と思った次の瞬間、周囲に発光体、オーブと言うのでしょうか、怪現象発生です。

 なにコレ怖い!?

 しかもだんだん近づいてくるし。

 待て、来んな!? 話せば分かる話せば……うおあああああああああああああっ!?



 驚く俺に突撃して来るまっしろしろすけども。黒じゃないよ白だよ。これはあれか、ケセランパサランという奴か!?

 そんなケセランパサランは俺に体当たりするとそのまま俺の体内へと収納されて行った。

 今のが……魔素?

 ステータスを再確認してみると、MPが5まで回復していた。代わりにTPが2になっている。

 なるほど、TPを使用してMPを回復できる訳だ。

 今はあまり使わないだろうけど、これから先、生きてく上では非常に重宝する能力だろう。


 さて、レベル10になれば上位進化どうこうと言ってたな。アレを目指してみるのは確かにいいかも知れん。

 しかしだ。俺がどうやればそこまでレベルを上げられる?

 やはり不意打ちしかないのだろう。

 まともに闘ってゴブリンを倒せるとも思えんし。


 ふむ。じゃあ明日はその辺りを行ってみるか。

 間違っても格上過ぎる敵には攻撃しないようにせねば。グリズリーとか麒麟とか。

 あんなもん怒らせたら俺なんぞちょんよ、ちょん。

 ちょんっと叩かれただけで一撃死ですよ。ひでぶ、案件だよ。


 いつものように一人もごついているメスウサギの隣に寄り添って眠る。

 お姉さんか妹か、それが問題だ。

 いや、どうでもいいんだけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ