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ウサギさん、ギルドに向かう

「ダーリン、きょ、きょ、きょ、きょきょきょきょきょ……」


 暖炉の傍で寛いでいると、唐突にやって来たリルハが真っ赤な顔して突然壊れた。

 両手をどっかの熱い男みたいに頑張れっ、頑張れっ! と応援するように胸元位まで上げて握り拳を作りながら、何かを言おうとするリルハ。意味は分からないが面白いのでじぃっと見つめておく。


「きょぉ――――――っ」


「リルハ、奇声上げて何をしている? ああ、そこのウサギ、今日私とリルハはギルドで仕事を探す予定なんだ。リルハがお前も誘えと煩い、付いてくるか?」


 ああ、なるほど、リルハのこの変な言葉はアレか、俺を誘おうとして恥ずかし過ぎてどもってるのか。

 リルハ、キャラ変わったなぁー。もうちょっとドジっ娘前面に押し出してそうな女の子だったと思ったのに、恋愛一途の奥手少女みたいになってるし。


 俺が動き出したのに気付き、エフィカがしゃがみ込む。

 どうやら今日はエフィカが俺の移動を手伝ってくれるようだ。

 リルハ壊れてるしな、エフィカに運んで貰った方が速そうだ。


 エフィカに抱き上げられ、胸元に収まる。

 スレンダーだがこれはこれで、うむ、人生……じゃない兎生が充実している。

 そして俺を回収してさっさと歩きだすエフィカ。


「そら行くぞリルハ」


「きょきょきょきょー。今日は私とギルドデートしませんかってぇ!? エフィカさん待ってぇーっ!?」


 ようやく言えたリルハ。しかし兎さんは目の前から姿を消していた。

 慌てて探すと去っていくエフィカの後ろ姿とその肩辺りからぴょこぴょこ覗く兎耳。

 全てを察したリルハは慌ててエフィカを追って来たのだった。


 エフィカに連れられて街中を歩く。

 やはりエルフは珍しいのか周囲から視線が向けられる。

 特にすれ違う男は必ずと言っていいほどエフィカに振り返る。

 さっきのおっさんなんて立ち止まって匂い嗅いでたぞ。気持ち悪い。


 隣にやって来たリルハが私が持ちますと告げるが、エフィカは気にせずさっさと行くぞ。とギルドに向かって行く。

 俺を回収出来ないと理解したリルハが少し残念そうにしながら歩くことしばし、俺たちは冒険者ギルドへと辿り着いた。


 相変わらず賑わっている。

 おっさん同士つるんでいるチームもあれば男女混合チームもあり、種族まで混合しているパーティーもいる。

 この前知ったんだが、パーティーメンバーに登録できるのは六人までであり、それ以上になると無数のパーティーを組み合わせたレイドパーティーになり、経験値が一気に下がるのだという。

 なので効率的にレベルをあげたりドロップ品を収集するなら六人までのパーティーを組むのが一般的なんだそうだ。


 俺たちは一応俺も入れて三人なので三人組のパーティーと組むか、近場の安全な場所で薬草摘みをするのが仕事になるらしい。

 ギルドに入ると同時に、じゃ、ちょっと行って来ます。とリルハが一人抜けて走り去る。

 エフィカ曰く、リルハはサポータークランに所属しているらしく他のサポーターと連絡を毎回取り合っているらしい。


 ここでサポートに付くべきじゃない極悪冒険者パーティーとか、気持ち良くサポートできたパーティーなどの情報が共有され、悪徳冒険者たちには徐々に誰もサポーターが付かなくなる訳である。サポーターの横の繋がりを甘く見てはいけないのだ。戦闘には非参加が多いからといって重要な役目のサポーターたちを下に見過ぎると、荷物持ちをしてくれる存在が居なくなってしまうのである。


「あら、エフィカさん。本日の御用は?」


「ああ。三人で出来る簡単な依頼、あるいは余ってる三人パーティーの紹介をしてほしい」


「でしたら丁度よかったです。あちらの三名が受けた依頼に空きが三名分ございます」


 あちら……うわぁ。


「ドルアグスの森でコボルト達の集落の確認ですね。この前襲撃して来た黒いコボルトを撃破出来たそうですが、その後のコボルトがどうなっているか、二度目の経過観察になります」


「ふむ。場所が特定されているのなら調べて来るだけで済むな」


 止めようエフィカさん。あんな奴らと一緒に行くとか、ダメだって。奴ら絶対うら若き乙女たちを襲うって。

 ぺしぺしエフィカの胸を叩く。気付いたエフィカはふむ。と少し考え受付嬢に告げた。


「分かった、その依頼受けよう」


 あっるぇ!?


「これで、いいのだろう?」


 そう確認して来るエフィカさん。

 違うの、違うんだよエフィカさん、今のはこの依頼受けようって言いたかったんじゃなくて受けないでって言ってたんだよ!?

 だってあっちの三人組、俺の巣穴襲った男共じゃんかーっ。

 まさかのパーティー結成に、俺はただただ愕然とするしかなかったのであった。

 仕方無い、こうなったらあいつら死なない程度にぎゃふんと言わせてやる。

 覚悟しろ、ぎゃふんかふきゅんしか言えない身体にしてやるからなっ。


 ----------------------------------------


 名前:うさしゃん

 種族:サイキックラビット・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター・ハイエナ・ヤリ逃げ犯・アホの子・人生の迷い子・暗殺兎・スピードファイター/状態:発情

 Lv:6  HP:283/283 MP:72/72 TP:70/70

 所持ストロ:3962000

 経験値ストック:5

 技スキル:咆哮/連打/シュート/飛び蹴り/ドロップキック/回し蹴り/掌返し/疾風怒涛/魔素取り込み

 マジックスキル:親指消えまーす/中の人消えまーす!/ステッキから花/貫通しまーす/隠すと増えます/何処からでも出ます/連なって出ます/人体切断マジック/ボックスマジック/浮き上がる杖/空飛ぶウサさん/脱出

 魔法スキル:魔力弾/魔力盾

 盗技スキル:盗む/強奪/魔法で盗む/マジックスティール/乱れ盗む/連続盗み/HPを盗む/MPを盗む/TPを盗む/心を盗む/パンツ盗む/ブラを盗む/知能を盗む/視界を盗む/気力を盗む/状態異常を盗む/スキルを盗む/お金を盗む/

 常用スキル:ステータス表示(Lv2)/変身/索敵(Lv1)/根性/身代わり/不退転/勝利の雄たけび/魔力視/魔力吸収/魔力変換/身体強化/拉致(Lv2)/経験値手動割り振り

 耐性スキル:毒耐性(Lv2)/麻痺耐性(Lv1)/腐食耐性(Lv1)/魔力耐性(Lv1)

 常時スキル:危険察知(Lv2)/忍びの一撃/雑草魂(Lv2)/死者への誓い/くいしばり/魔力回復・極小/水泳/浮上/木登り(Lv1)/壁昇り(Lv1)/着地上手/テクニシャン/絶倫/異種間性交・可/生殖器最適化/人族特攻/巨人殺しジャイアントキリング黄金玉宝破壊ナッツクラッシャー

 種族スキル:粗食耐性/脱兎/病気弱点/ぷにぽよん/擬態

 加護:麒麟の加護/系統樹確認

 不要:カードスラッシュ/スプーン曲げ・微/カードを切る/飛び跳ねる/百面相/予告状/破壊音波


所持品

草類

 薬草×74、薬草(毒)×58、薬草(麻痺)×59、薬草(沈黙)×77、薬草(腐食)×23、薬草(狂化)×47

 毒消草×85、麻痺取草×84、雑草×208、即死草×51、たんぽぽ×20、ヘンルーダ×30、宝石草×5、虫下し草×17、エリ草ぁ×142

 マキノコ×104、サルノコツカケ×76、笑い茸×66、パラライマッシュルーム×27、マジックマッシュ×5、梅茸×2、ドクササコ×41、カエンタケ×3

肉類

 蛇肉(毒)、虫肉×8、ゴブリンの肉×27、鹿肉

 オークの肉、豚頭、犬肉、豹肉、熊の手、熊肉

毛皮類

 ホーンディアの毛皮、グリズリーの毛皮、豹の毛皮、コボルトの毛皮、ブラックコボルトの毛皮、

 臭い腰布×21、綺麗な腰布×2

武具類

 緑の小さな鎌×8、棍棒×25、ホーンディアの角、青銅の槍、シルバーナイフ×2、ひのきの木剣、木斧、ウッドスタッフ、物干し竿

装飾品

 熊耳カチューシャ、豹柄Tシャツ、タキシード、蝶ネクタイ、シルクハット、ステッキ、赤いハンカチ

その他

 魔石×2、魔石・極大、ポイズンスネークの尾、進化の種、退化の種×999、ミニチュアハウス

ゴミ

 虫の羽×8、???からの手紙

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