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うさぎさん、の強敵出現!?

  ―― 死者への誓い を覚えた! ――


 うーん。朝起きると謎のメッセが出てました。

 きっと親父さんへの俺の思いがスキルとなったのだろう。どんなものか知らんがどうでもいいよ。

 起きた俺は周囲を見回す。また一人でもごもごしていたメスウサギと身を寄せ合っていた俺は起き上がると共に巣穴から外へと出る。

 とりあえず水でも浴びてさっぱりしてこよう。


 名前:

 種族:ノウサギ・シロウサギ

 二つ名:雑草ハンター

 Lv:3

 HP:40/40

 MP:3/3

 TP:3/3

 状態:昂揚

 スキル:

  ステータス表示(Lv1)/ステータスを表示できる。

  テクニシャン      /全ての技巧において神技になる。クリティカル率+100%

  絶倫          /交尾時に疲れ知らずになる。連続交尾可能。

  異種間性交・可     /異種族との間で子供を授かることができる。

  生殖器最適化      /相手の種族に対応して交尾が出来る。

  変身          /???

  毒耐性(Lv1)    /状態異常・毒に掛かりにくくなる。

  根性:TP1      /自身のHPの3分の1を回復する。

  くいしばり       /HPが0になる攻撃を受けても一度だけHP1で生き残る。

  雑草魂(Lv1)    /どんな辛いことにも挑戦する生命力。瀕死状態で防御力が1.2倍になる。

  連打          /無手の武技の一つ。連続で攻撃を加える。同じスキルを二度使う事がある。

  飛び蹴り        /足技の武技の一つ。助走をつけて相手に突撃する一撃。稀に相手の体勢を崩す事がある。

  死者への誓い      /死した肉親への誓い。瀕死状態で能力が2倍。

 種族スキル:

  粗食耐性        /食べるモノが貧しくとも普通に育つ。

  脱兎          /初期状態から速度二倍で動くことが可能。制限時間2m。クールタイム2m。

  病気弱点        /病気に掛かりやすい。


 うん、なるほどそういう能力ね。

 というか、スキルが増え始めたからなんか見づらい。何とかならないだろうか?

 せめて攻撃系と自動発動系スキルとかの区別は欲しいな。


 水浴びを終え、巣穴に帰ろうとした俺は敵に遭遇した。

 そいつは俺の目の前に現れると、両手を振り上げ威嚇して来る。

 カマキリです。ちっこいカマキリが俺の前に出現しておるとです。


 名前:

 種族:マンティス・グリーンマンティス

 Lv:1

 HP:11/11

 MP:5/5

 TP:0/0

 状態:普通

 スキル:

  特攻          /体当たりの上位版。

  切り裂く        /鎌で切り裂く攻撃。通常攻撃より威力が高い。

 種族スキル:

  飛行          /空を飛ぶ事が出来る。

  忍び歩行        /ゆっくりと動くことで虫系生物に悟られなくなる。

  忍びの一撃       /気付かれていない相手への攻撃が必ずクリティカルになる。

  我が子のために     /性交後、食べられる事で子供たちの糧となる。


 カマキリのオスは俺にとっては悲しいと思うのです。

 一度致した後はその雌に食われて一生を終える。

 子供たちの栄養になるらしいんだけど、そこで一生が終わるのって、どうなんだろう。俺は嫌だ。


 とりあえず、蟷螂共に出会った場合は気付きさえすればクリティカルヒットを喰らう事は無いらしい。

 これはよかった。

 さて、どう闘おう?


 俺は思わず両手を握りボクサースタイル。サウスポーっていうんだっけ?

 とりあえずステップ振りながら左左とジャブを打って威嚇する。

 さぁ、どうする蟷螂野郎ッ!


 !? 野郎、何時の間に近づいてやがる!?

 気が付けば、先程よりも手前に蟷螂がいる。グリーンマンティス恐るべし。

 冷や汗を垂らしながら俺は挙動を押さえ相手の動きに目を見張る。


 緊迫した空気が流れた。

 じりじりと近づくグリーンマンティス。

 その姿は、まさに狩人。哀れなウサギを狩らんと忍び寄る暗殺者だ。

 そいつが今、まさに鎌を振おうとしたその時、俺は……グリーンマンティスを踏み潰した。


 ―― グリーンマンティスを倒した! ――

 ―― アイテムを入手しますか? はい / いいえ ――


 レベルアップは無かったようだ。

 まぁいいけど。

 とりあえず、『はい』で。


  ―― 緑の小さな鎌を手に入れた! ――

  ―― 虫肉を手に入れた! ――

  ―― 虫の羽を手に入れた! ――


 うん、これ必要無い気がする。

 虫肉とか食べる気もしないし。

 小さな鎌は小さすぎる。暗器にすら出来ない。なにせカマキリの鎌ですから。

 とりあえずアイテムボックスの肥やしだな。


 しっかし、身体は小さいのに勇気のある奴だ。ただの昆虫の分際で俺にまで威嚇して襲ってくるとは思わなかったぜ。

 さて、今日はどこに行こうかな?

 よし、今日は泳ごう。もう一度湖だ。とりあえず泳ぎスキルを手に入れるぞ!

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