【『積極的平和主義』を『将棋』で表現してみる】(俣彦『短編ぼくのまち』)
下手の横好きの極みの如く
遊んでいる趣味の1つに
将棋
があるのでありますが
個人的には
野球同様
自分で指す(プレー)ことよりも
観戦記とか
対局されているかたの話が好きで
見聞きさせて頂いているのでありますが
時々
駒を動かすことはございます。
……と言いましても
ヒト相手のような
無謀なことはせず
専ら市販のソフトと対局するのでありますが
その時、用いる戦法は
どのようなモノであるのか?
と申しますと
角交換断固拒否した状態での
矢倉囲い
もちろん居飛車。
桂馬は九(一)筋据え置き
と言う陣形でありまして
(駒たちが……躍動しそうにないな……)
角を交換させられるぐらいなら
取り返しのつかない状況に追い込まれても構わない。
どうしても角交換せざるを得ない場面に持ち込まれようものなら
ちょっとしたコンピュータソフトの開発者の如く
『投了ボタン』にポイントを合わせクリックしてしまうぐらい
角持たれると
わけがわからなくなってしまうところがありまして
(先に角道開けられたら
5筋から矢倉拵えに行きますからね…私。)
で。なんやかんや矢倉が完成しましたあとは
基本
『平和主義』でありまして
歩の交換までは応じますが
(農作業始まる頃には
互いに厭戦気分広まって
撤収することになるんでしょう……
そもそも俺ら
冬。
国もとの食糧の消費量を
少しでも減らすために
派兵されているだけだし……)
の第四回を除く川中島の戦いが理想
(将棋で言う『千日手』目指しての進めかた)
俗に言う
『積極的平和主義』
を具現化する指し回しを展開することになっております。
実際、
これでは
延々と終わることはありませんので
途中からはコンピュータソフトのヒントを参考にしながら
(正しくは、終盤はほぼコンピュータの力で)
勝利を修める
と言いました
ヒトとコンピュータの長所を活かし
(こちらも正しくは
序盤。私がやりました
わがままのしりぬぐいを
して頂く形になっております。)
こんなことし続けた影響なのでありましょうか。
コンピュータ同士の対局も出来るソフトなのでありますが
最初の頃は
(最近見ないけど
昔、こんな棋譜あったな……)
と言いました
手順で進むことが多かったのでありましたが
最近は
角道開ける前に端歩が五筋に達することも
(……頻繁に)
でありまして
それを眺めながらコンピュータに対し
(……ゴメンナサイ)
と呟きながら
独り
ある意味
楽しませて頂いております。