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第五話

「…水?」

魔力ってイメージを与えると何にでも変換できる万能細胞みたいだなとか、結構感動に浸っていると、王子様のつぶやきが聞こえた。

おっと、観客がいたことを完全に失念していた。

「魔法?」

とりあえず頷いておく。

「王子様…殿下の知識を《共有》したので、できるようになりました」

俺の言葉に、三人は目を丸くした。

アマンダさんはすぐに立ち直ったのか、己の職分を思い出したのか、空になったカップに紅茶を継ぎ足してくれた。

でも俺、あったかいの飲めないんですけどって、さっき言ったばっかり…まあいいけどね。

「殿下はまだ魔法が…!っ、すみません!」

思わず声を裏返して叫んだ侍従くんが、ハッとして頭を思い切り下げる。

「いい。気にしてない」

王子様は若干傷ついたように顔を曇らせたけれど、泣きそうな顔になりながらも首を振って彼を許してあげた。

まだ六歳なのに、他の人に気を使えるってすごい。

健気ないい子だなぁ。

しかし、そうしなきゃいけない環境に居るのだと思えばむしろ哀れとも言える。

「サクラは、呪文も唱えずにどうやって水をだしたの?」

「魔力の変換式が魔法陣や呪文に対応していたので脳内で構築イメージを算出しました」

王子様が可愛らしく小首をかしげる。

かわいい子はいい。癒される。

「魔力の塊にこういうふうになって欲しいってお願いするのが呪文でしょう?」

こくんと頷いてくれる王子様。

魔術書読破してるだけのことはある。

知識はあるんだよね。知識は。

「だから、こうなってって、魔力にイメージをあげれば特に呪文なんて言わなくても大丈夫です」

王子様の魔法がイマイチ成功しないのはイメージ不足だからだ。

想像力が足りない。

こう、一瞬で理想の嫁が手に取るように思い描けるほど妄想力に優れていれば、単純な魔法のイメージなんて楽なものだ。

俺の場合、イメージを具現化できるほどの魔力を集められるかがネックになるってところか。

それが王子様の場合反対で、適正量の魔力を集められても、イメージがグダグダ。

理由はいくつかあるが、一番は王子様がプチ引きこもりで箱入りだからだろう。

火は燃え移るとやばいからか、換気の関係からか、城に設置してある明かりは魔道具だ。

単純な蝋燭の炎も、見たことがなけりゃイメージできずに点くはずないって。

怪我した人も大した怪我もしたことがないから、適性が高い神聖魔法の初級《治癒》の魔法も書物でしか見たことがない。

一番安全で見たことも飲んだこともあるだろう水を出す魔法なんかは、やってみたこともない。

誰だよ、初めに火の魔法からって決めた奴。

「殿下もできます」

濡れた手を差し出して断言すれば、王子様は唾を飲んだ。

若干青ざめたような、期待と不安の混じった青い瞳が揺れて、白い子供の手を見る。

唇を引き結んで王子様は、爪が食い込むほど握り締めていた手を怖々開いて魔力を集め始めた。

王子様の表面に漏れていたキラキラの一部が、引き寄せられるように微かに震える掌に集まっていく。

俺が試した時よりずっとスムーズなのは、やはり年季の差だろう。

あれ?

俺の時は空気中の埃みたいのが集まった感じだったけど、王子様は自分の体の中から抽出してるっぽい?

まあ、王子様の体は光の塊みたいになってるし、集めるより効率的なのかな。

ちらりと見た俺の体は王子様や侍従君たちの体と比べて随分と光が淡い。

おそらくだが、総魔力量の違いなんだろう。

俺よりも強いくらいの光が集まったところで、ピンポン玉くらいの球体にする。

俺が自分の中からこれくらいの密度と大きさを集めると、三分の二くらいは消費しそうな感じだ。

「水。色は?形は?匂いは?味は?」

「…ない。ただの、水」

ちらりと王子様の視線がお茶を淹れるためのティーセットに逸れた。

そこにはお湯の入ったポットと、水差しも置かれている。

青いサファイヤみたいな目が、左上、左下、右上に泳いで、魔力の塊に戻ってきた。

きっと過去の嫌な体験でも思い出しちゃったんだろう。

そんなトラウマにも負けないように意を決したふうに前を見据える王子様は、とても強い子なのだと思う。

震える唇が呪文を紡ぐ。

「■■■■《水》」

魔力の帯びる光が一瞬強くなって、収束した。

水音がした。

反射で閉じていた目を開くと、王子様の手が確かに濡れている。

床に視線を下ろせば、絨毯に新しく(俺が作ったのよりは小さいが)染みが出来ていた。

俺より魔力集めてこれか。変換効率悪いな。

王子様のイメージに問題があるのか、呪文の変換効率に問題があるのか。

想像力の問題なら、これから鍛えればどうとでもなるだろう。

呪文の変換効率に問題があるのなら、俺的には呪文を使う意義はないな。

「…出来た」

「よかったですね」

呆然と濡れた自分の手を見る王子様に俺は優しく微笑みかけてやった。

ぼんやりと王子様が頷いて、徐々に実感が沸いてきたのか、ゆるゆると笑う。

「おめでとうございます」

アマンダさんが嬉しそうに笑う。

彼女が微笑むのではなく、笑っていることに俺は少し驚いた。

なんとなく、彼女が王子様に対して距離を置いているように見えたから。

思いの外、王子様はアマンダさんに好かれているのだろう。

まあ、こんなに可愛くて健気な子だしね。

「ありがとう。ウィル、見てくれ。僕にもできた」

王子様は照れたように笑って頷き、期待を込めた目で、侍従くんに振り返った。

俺も釣られるように侍従くんに視線を移して、ドン引く。

「う、ウィル?」

侍従くんが、号泣してました。

「…はい…。しっかと、この目で拝見させて、いただきました。よかった…本当に。素晴らしかったです。殿下」

鼻をすすりながら、両腕で滂沱の涙をぬぐいながらだったのでかなり不明瞭な発音だったが、侍従くんが本当に王子様の成長を喜んでいることだけは伝わってくる。

俺に対してはあれだけど、侍従くんと王子様は二人共互を親友のように大切に思っているのだと思う。

彼の胸に去来しているのは、あの一人で机に齧り付く王子様の姿だろう。

使用人の心ない囀りに心を痛めても、その立場上、表に出さず歯を食いしばってただひたすらに魔術書に向かうあの小さくて哀れな背中。

それを見つめることしかできなかった自分が、たった一人の侍従であるにも関わらず手助けできなかった自分が、悔しくて。

こんなにもあっさりと、自分にはできなかった王子様の手助けをした俺が妬ましくて。

そういったどろどろの感情よりもなお、王子様の笑顔が見られたことが嬉しくて。

「ウィル…」

王子様が侍従君の涙に感動したのか、目を潤ませて自分よりも高い位置にある金茶の頭を優しく撫でた。

「心配をかけたな」

王子様の慈しみ深い心のこもった声に、侍従くんが頭を振る。

余りにも多く流された涙が、侍従くんの袖に染みを作っていた。

「いいえ!殿下のご苦労に比べれば私など…」

言い募る侍従くんを王子様が緩くかぶりを振ってとどめた。

「高い資質を受け継ぎながら発揮できぬ無能者よとそしられても、お前が…お前たちが変わらぬ忠誠を誓ってくれたからこそ、これまでがんばれたのだ。ありがとう。ウィル、アマンダ」

そういえば、王子様が夜遅くまで本を読んでいたら必ずと言っていいほど差し入れがドアの下にあった。

その紅茶の味や香りはアマンダさんの淹れてくれるものと同じだったから、そういうことなのだろう。

「殿下…」

「…殿下…」

微笑んで二人を見る王子様に、侍従くんとアマンダさんは感極まったように目を潤ませて臣下の礼をした。


感動的な場面だ。

…お願いだから俺を置いていかないで。

おじさんこんなノリについていけないよ…。

なんていうか、お前ら本当に六歳児か?

「殿下のご苦労に比べれば」って、たった一年かそこらじゃね?

いや。期待されてる中、早熟な兄弟に囲まれてたら肩身狭いのはわかるが、一年くらい誤差の範囲じゃね?

王子様もそんな深刻に捉えて昼夜を問わず机に齧り付くほど、必死こく必要もなかったんでないの?

子供じゃそこまで頭が回らなかったとしても、大人のアマンダさんもそんな付き合わなくても。

こんなことを考えちゃう時点でアウトなのだろうけれども。

置いてきぼりにされた俺は遠い目して、生暖かい笑みを浮かべるくらいしかできない。

どうしよう。

「サクラ」

悩んでいたら、王子様が無駄にキラキラしい笑顔を向けてきた。

三人の世界から戻ってきてくれたんだろうか。

自然と口元がほころぶ。

魔法使えるように助言したのは俺なのに、ぼっちとか寂しすぎる。

「きみのおかげだ。ありがとう」

よかった。忘れられてなかった。

ホッと胸をなでおろして笑う。

「いいえ。もともと、殿下のお力ですよ」

「謙遜する必要はない。サクラの助言があったからこそ、出来たんだ」

王子様に手を取られ、宝石のような青い瞳に射抜かれる。

王子様にしっかりと握り締められた両手が痛い。

そんなに強く握られたら、痛いって。

「さすがは“神の樹”だ。朝見せてもらった神々の世の素晴らしい世界の魔法理論なんだな!」

あれ?

ちょっと待ってくれ。

「神々の世?」

「ああ。あの空飛ぶ鉄の鳥や馬に引かれない車、地上の星星…全く素晴らしい世界だった」

えーっと。

飛行機と自動車と、ネオン?かな。

あれは魔法じゃないんだけど。

説明すんの面倒くさいな。

しかも、神ノ木て桜のことだろう?

俺のアバターのサクラさん。

じゃあ、このアバターを連れ出した時のあの不思議な空間が、王子様の言う神々の世ってところなんじゃないんだろうか。

俺が初めて目を覚ました時に見た、あの黄昏の空の空間によく似ていたし。

王子様が激しく勘違いしてるよ。

あー、どうしよう。

説明…面倒くさいな。

俺も理解できないのに。むしろ俺のほうがkwsk!って言いたい。

いっそ、説明の必要あるか?

世界が違うってことを理解して得することってあるか?

逆に理解しないデメリットってあるか?

特にないよね!

じゃあ、ないってことで。

説明の必要性はないという結論に達したので、俺はにっこり笑った。

「お褒めに預かり光栄です」

「また今度見せて」

王子様はちょっと空いた間に気づかずに、屈託のない笑顔を見せてくれた。

「ええ。是非」

魔法も夢も神も何もない科学と戦争の歴史にまみれた俺の生きてた世界だけどな。

そういうドロドロしてるところ省けばいいよね。

いい感じに話がまとまったところで、ドアがノックされた。

「なんだ?」

「ジュリア様がお見えです」

王子様の返答に、ドアのところからメイドさんCが丁寧に頭を下げて答える。

ジュリア様って、確か侍従くんのお母さんで、王子様の乳母の。

「そうだった。通せ」

メイドさんCが頭を下げて下がると、王子様はキラキラの笑顔をまた俺の方に向けてきた。

「君に紹介しようと呼んだんだ」

俺もにっこり笑ってやった。




侍従君のお母さんはグラマラスな美人さんだった。

燃えるような銅色の髪に若葉色の凛とした瞳が綺麗な迫力美女だ。

侍従くんのイケメンの原点がここに。

この二人はとても良く似ていて、一目見るだけで母子だとよくわかる。

出るとこ出ててきゅっと引き締まったウエストが素晴らしいグラマラスな美女だ。

こんな母親いたらまじで自慢する。

王妃様が母親とか、正直現実味がないくらいの美人さんだからな。

この女性はちゃんと母親に見える。

入って一礼してあげた視線上に、侍従くんと王子様を捉えて目元が柔らかくなったから。

「お呼びでしょうか、殿下」

「ああ。君に紹介したいんだ。来てくれ」

自慢げに浮ついた王子様の声にジュリアさんは嬉しそうに微笑んだ。

王子様の招きに応じて優雅な仕草でこちらに歩いてくる。

あれ?

縮尺おかしくないか?

近づいて来る一歩ごとに、俺は彼女の顔を見るために首を大きく仰け反らせないといけなくなっていく。

でっか!

最終的に侍従くんの斜めとなり、片腕を伸ばしたくらいの位置に来たのだが、俺はあんぐりと口を開けて見上げないといけないくらい彼女の背は高かった。

年よりかなり成長著しい侍従くんが腰の位置くらいしかないよ?

アマンダさんより優に頭一つ分は飛び抜けてるんだけど?

俺なんて立ったら膝くらいに顔面きそうだよ?

いや、王子様の記憶映像で知ってたけど。

あれカメラワーク選べないし、フィルターかかるみたいだから王子様の主観バリバリだと思ってた…。

結構長身の男の人でもこの女性より高い人そうそういないと思う。

唖然と見上げていたら、ジュリアさんは俺を見下ろして苦笑した。

「あらまあ、可愛らしい顔が台無しですね」

その柔らかな声に慌てて俺は阿呆みたいに開けてた口を閉じてして視線を反らせた。

恥ずかしいほどに初対面の女性に対して、余りにも不躾で失礼な態度だった。

羞恥で赤くなる顔を俯ける俺に、王子様は笑う。

「ジュリアは僕が知ってるどんな大人より大きくて強いからな」

「あら。それは嬉しい」

本当に嬉しそうに笑う声を聞いて顔を上げると、ジュリアさんは屈託のない顔で笑ってくれていた。

器が大きいのだろう。

「ジュリア、この子は僕の従“樹”でサクラ。サクラ、こちらは僕の乳母でウィルの母のジュリア・S・エクエス」

王子様の言葉に、さすがに椅子に座ったままじゃまずいだろうと飛び降りて一礼する。

「従“樹”ですか…。はじめまして。小さな精霊さん」

ジュリアさんは笑うとキツイ目元が柔らかくなる。

とっても魅力的な女性だ。

「はじめまして。エクエス婦人」

ジュリアさんは笑を深めてくれたからきっとこれでよかったのだろう。

「ジュリアで結構ですよ。サクラちゃん」

サクラ“ちゃん”、だと…!?

いやいやいやいや。

ダメだ。

それはちょっと、某魔女っ子を思い出すからやめてほしい。

いかにありふれた名前だとはいっても、俺の中でそこは譲れない一線だ。

“さん”または“くん”なら大丈夫。

呼び捨てもオッケーだ。

こちらの人の発音だとギリ“桜”ではなく“佐倉”に聞こえないこともない。

「あの。どうか、サクラと…」

俺の必死の懇願をどうとったのか、ジュリアさんはキョトンと目を丸くしたあと笑って頭を撫でてくれた。

「わかった。…珍しくアレクが気にかけるから気になって見に来てみたら。可愛いいい子じゃない」

アレク?

ああ、王妃様の名前か。

気にかけるって、どういった方面に関してかな?

王子様に危害を加えたりはしませんよー。

ていうか、できませんよー。

身体能力も魔力も王子様の方が強いし、侍従くんには敵愾心持たれまくってるから。

ちょっと悲しくなってきた。

俺役立たずじゃね?

もしかしてそっち方面?

要らない子は飼えませんよ、てこと?

チョッ、困る!

俺マジで何もできないんですけど!

この形ではどこでも雇ってもらえないし、快適な三食昼寝付きの日々が!

「お母様が?」

ナイス王子様!

「ええ。召喚獣が“獣”ではないので身を守るには適さないでしょう?しかも、エノクの言い分じゃあ愛玩用の樹だそうですからね」

“愛玩用”って、人聞き悪いな。

ソメイヨシノは子孫も残せない“観賞用”に特化した品種ですよ。

「あいがんよう?」

おこちゃま二人が首をかしげる。

「愛玩というのは可愛がるという意味ですが、この場合だと一般的に男性がじょ…」

「観賞用です」

危険なことを口に出そうとしたジュリアさんのスカートの裾を思い切り引く。

生地自体が頑丈なのか、思うよりずっとこの体がひ弱なのかびくともしなかったが、一応割り込むことに成功した。

あぶねぇ!

六歳児に危険なこと笑顔で語りそうだったよこの人!

慌てて割り込んだ俺にお子様ふたり分の無垢な瞳が突き刺さる。

俺はにっこり笑ってやった。

「普通、花は種子を作るために咲きますが、私は単独で種子を作ることができませんので人様に楽しんでいただくためだけに咲くよう作られた品種の木です」

「種ができないなら、どうやって増えるんだ?」

王子様が不思議そうに首をかしげる。

よし。話反らせた。

「挿し木で増えます。私の故郷では春のある一定の時期になればあたり一面が薄紅色の霞か雲のようになります」

「ああ、あれは綺麗だった。花一つ一つは小さくてバラなどよりよほど見ごたえがないのにな」

王子様が頷いてくれる。

きっとサクラさんを拾った場所を思い出しているのだろう。

まあ、あれほど見事な場所は地上にはないけどね?

「そうなのですか?一度見てみたいですね」

危険人物、基ジュリアさんが感心したように相槌を打った。

「サクラが《神域》を発動できるくらいになったら、見せてあげるね」

王子様が得意げに笑い、ジュリアさんが微笑ましげに笑う。

「おやまあ、それは楽しみにしていますよ」

「きっと見せてあげる。僕はもう、今までの僕じゃないんだから」

王子様の宣言に、ジュリアさんは首をかしげた。

王子様と侍従くんは二人で笑い合って、実は、とさきほどできるようになったばかりの魔法を披露していた。

初級ながら魔法で水を生成した王子様にジュリアさんが驚いて目を丸くしたり、抱きしめてぐるぐる回したり、大急ぎでお祝いの準備をすると言って走って行ったり目まぐるしくなった。

王子様は、俺が思うより、王子様自身が思っているよりずっと慕われていたらしい。

昼食は軽食並みに軽く済ませるのが普通のはずなのに、気が付いたらパーティーみたいになってしまっていた。

王子様は使用人さんやら城で働くお偉いさん方に賛辞の数々を雨のようにふらされて、嬉しそうだった。

なぜか俺もいろんな人たちからお褒めの言葉を頂いた。

王子様の教育係のはずの気に食わない神官からもだ。

いけ好かない顔だが、人の手柄を素直に褒め称えることができるのは、正直すごいと思った。

そんなこんなで、華やかで目まぐるしいパーティー会場で俺は一人、ホッと胸をなでおろしていた。

よかった。

本当に良かった。

話題をそらすことができて。

“愛玩用”とかマジ心臓に悪い。

ちょっと間が空きましたが。

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