聡先生2 ちょっとえっちぃよ
前の話の続きです。読み返していたらそんなやらしい話でなかった……と昨日思ったんですけど、今日読み返してみたらうーんって感じだったので、アレな部分を削ったりしてうpです。
ちょこっとえっちいです><
R15設定にしておけばよかったかもしれないです。
●聡先生視点
十分もしたら、すうすうと心地いい寝息が聞こえてくる。
狭い保健室に並べられるベッドは三つが限界で、病人を配慮して一応カーテンこそはついているものの、有川はサボるときカーテンはつけない。これ見よがしにこちらに向けられている寝顔はむかつくほどに可愛いくて、男として心を激しくゆすられる。
ぐ、と少し暴れる性欲を押さえつけて有川に近づく。サボって寝ている生徒を起こすんだ、と自分の中で勝手に理由付けて、有川の頬をなでる。さらりとした肌は少し弾力があって、学校指定のジャージから除く白い肌(日焼け止めをしょっちゅう塗っている)をみて、少し俺の理性がゆるくなった。
カーテンをしめきって、有川に馬乗りになる。少し手を伸ばして、普段はめったにつけない黒縁メガネをかけた。ジャージのチャックを開けて首元をさらけ出させ、赤い花を咲かせてやろうと顔を近づける。
あ。
ふと戻ってくる理性に襲われる。ううと心の中で渋ってベッドから降りた。その場でしゃがみこんで一人でしばらく賢者になる。
「あー……」
仕事に戻ろう、とカーテンをくぐろうとしたとき、
「せんせえ」うっすらと目をあけて、「どしたんすか」
答えに戸惑ってつい目をそらすと、寝返りをうった。顔が見えなくなって、ひどく不安になる。
「別にわたしは、そのまま続きしてくれてもよかったんすけどね」
また寝返りを打ってこちらに顔を向けると、毛布を口元まで持っていって、目線をうろうろと落ち着かせないまま有川はしゃべり続ける。どうもどう反応したらいいのかわからなくてとまどい、また緩み始める理性に葛藤する。
「わたし、そんな手出すのやめたくなっちゃうくらい魅力ないですかね」
ふてくされた、おもちゃを買ってもらえなかった子供のような言い方だった。ふっと口元が緩んだ。
のそのそと亀のように遅い動きで有川はこっちによってきて、ばあかとだるそうな声でつぶやいた。
半ば強制にベッドに突き放される形で座らせられる。向かい合う形で俺のひざに座って、よりかかってくる有川の体重に耐えられなくてベッドに寝そべると、少し不満そうに口を曲げられた。
「ちょ、ま」下半身に体重をかけられる。「さすがにそれはぁ」
「せんせえー、私も女子としてーぇ、地味にああいうところで止められちゃうと、傷つくものがあるんですよぅ」
強く首元をかまれ吸われ、首元に赤い花が咲く。
「せんせ、ここ見えるよ」
「は? おい、おま」
「どくせんよく。です」
にやりとやらしい笑みを浮かべられる。ふた周りほど年上の男として女子にリードを取られるというのはなかなか屈辱的で、強く有川の手を引いて抱きしめる。
そのまま今度は俺が押し倒す体制にもっていって、「あれ?」と少しびっくりした顔をする有川の鎖骨近くに独占欲の証をつけた。見えないところにつけるのがやさしさ。
「はずいんすけど」手を伸ばして毛布をつかもうとするのを阻止する。
「保健室の鍵、閉めるから。俺のリミッターはずしたのはお前だ」え、と固まる有川を尻目に、ベッドから降りた。
*
「まじ無いってせんせ、いやまじ、うん、まじ」
夜中の八時ごろ、有川から電話があった。腰が痛いという苦情だった。次の日あいつは休んだ。にやにやする顔を必死に隠して、コンビニで必需品と詫びの菓子を買い、電話で有川に教えられながら、その日は有川の家に言って、泊まった。
二十歳差くらいですかね(笑)
飽きるまで聡先生、飽きたら別の先生、になるとおもいます。