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ぱられる  作者: 楸由宇
8/20

ゴミ箱

家の前にあったポリバケツのゴミ箱を開けると、そこには男が入っていた。

残飯を入れようと思っていたのに、既に一杯だったから、今日は諦めよう。

男に挨拶をしてのゴミ箱の蓋を閉めて、この残飯をどうしようかと考えた。

仕方がないので、家の中のシンクの三角コーナーに置いておくことにした。

翌朝ポリバケツのゴミ箱を開けると、中には昨日とは別の男が入っていた。

また残飯をゴミ箱に移すことが出来なかったので仕方なくシンクに置いた。

その次の日も今までとは別の男が、ポリバケツのゴミ箱の中に入っていた。

さすがにもうシンクには置けなかったので、庭に穴を掘って残飯を埋めた。

次の朝、旦那を仕事に送り出そうとすると、あのゴミ箱の前で立ち止まる。

旦那が下を向いたまま言った。「今日は俺がこのゴミ箱に入る当番なんだ。」

私は旦那がゴミ箱に入るのを見届けてから、残飯を入れる穴を掘り始めた。

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