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ぱられる  作者: 楸由宇
2/20

時計

眠りが浅いせいか、何かの物音で夜中に目が覚めた。

薄明かりの中、枕元の時計を見ると、午前2時丁度。

カーテンの向こう側で、フラッシュの様に光が瞬く。

一瞬遅れて、どろどろという和太鼓の様な音が響く。

耳元で何かが崩れた様な音が響いて、地面が揺れた。

ああ、この音で目が覚めたのかと何とはなく思った。

薄明かりの中、枕元の時計を見ると、午前4時丁度。

再び雷光がフラッシュの様に瞬き、窓枠を壁に映す。

どろどろとお腹に響く雷鳴を轟かせ、地面が揺れる。

ああ、近くに雷が落ちたのかなと何とはなく思った。

明るい光の中、枕元の時計を見ると、午前6時丁度。

緩やかに街が息づき、また今日も長い一日が始まる。

夜中の雷が嘘のように、窓の向こうに青空が広がる。

窓から溢れる朝日の中、時計は午前7時丁度だった。

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