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『ミスゼロ』

作者: 成城速記部

 ミスゼロとミスは、ミスのほうが数が多いものですから、ミスゼロは、ミスに押されて、速記者になかなか近寄ることができません。ミスゼロが触れた速記者は、ミスゼロを出すことができ、ミスが触れた速記者は、ミスを出すことになるというわけです。

 ミスゼロは、速記の神様に相談しました。私たちは、ミスを押しのけて、速記者に触れることができません、どうすればいいでしょう、と。

 速記の神様はおっしゃいました。お前たちミスゼロは、皆で固まって速記者に触れられるよう近寄るがよい。ばらばらに近寄れば、全員がミスに敗れるであろうが、皆で固まっていけば、あるいは先んずることができるかもしれぬ、と。



教訓:そんなわけで、ミスゼロは、たまにしか出せないのだという。


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