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第7話

咲声、慶小、颯奏が息をひっきとった。

警察も何人か亡くなったけど何人か意識を取り戻し、黒マントの男に襲われたことを話してくれた。身長は大体175センチ前後、ひげをはやしている、はげかかっている、黒いマントを羽織っているなど。

黒い炎を放出したとのことらしい。

男塚、恋野の2人も病室に来ていたしけどお葬式には何故か参加しなかった。

恋野はまだわかるけど何故真面目な男塚はお葬式に参加しないんだ?

オレ、男塚、恋野の親戚や家族の人も何人か来ていたのに。

夏休みの夜、眩しい光に目を開けるとここに男塚慶小、恋野颯奏、覗水咲声の3人が光るドレスを着ていた。

オレはかっとなり、言ってしまった。

「言いたいことがたくさんある。何オレん家勝手に入ってるんだ? 不法侵入だ!お前ら死んだはずじゃなかったのか? しかも、こんな夜中に眩しいんだよ!」

なのに

「そんな言い方ないでしょう」と咲声。

「あたしたち殺されて、異世界に転生したらこのまま格好よ」と颯奏。

異世界に転生? 何を言ってるんだろう?

「とにかくあの黒マントの男ゲスモンに狙われてるの。お願い、あたしたちを守って」

「守るってどうやって?」

「その力が備わってれば‥‥」

「備わるわけないっ」

とにかくあの光どうにかしてほしい。

眩しくて仕方ないし、近所迷惑だっ。

「帰れよ、もう今更生き返ってほしくない。あれから何ヵ月たったと思ってる?」

そうあれから3、4ヶ月ぐらいたったし、傷が癒えた頃に現れてほしくない。

それに死んだんならもうこのまま死んだままでいい。

「守ってほしいなら他辺りな」

バカな女共だ、か弱い乙女を演じたいだけだろ?

最初はオレも悲しかったさ。いつもデレデレ甘えてくる慶小、優しくて面倒見がいい姉御肌の颯奏、気の強い咲声、オレより5歳も年上だし、小さい頃から一緒にいるけどオレにとっては恋野、男塚がいればいいんだよ。

3人の存在がオレにとっては邪魔となる。

男塚は恋野を心配してるからオレよりも恋野を優先する。

オレは嫉妬した。

男塚は優しいから自分よりも相手を優先する。

この3人はオレにやたら甘えてくる。

そしたら男塚はオレのことなんかそっちのけ、オレにとっての女は男塚だけ、そう実感した。

男塚が以外の女はいらない。

「どうしてこんなに冷たいの?」

慶小が「あたしはあなたがいいの」

ごめん、慶小さん、お前は美人だし、小さいけどお前を好きになれそうにないよ。

「慄胡やタイトも来てるのに」

え?男塚も?

なら行くか、と思うけど

「どうせ、嘘だろ?」

「ほんとよ。見せてあげる」

光の中から男塚と恋野の姿があった。

男塚‥?金色の冠をかぶり、赤いローブを着ているおじさんからいろいろと説明を受けている。

迷うことなく、オレは光の中に手を伸ばした。

「くぼ‥」2人が声を揃えた。

「今ね、自称王様から説明を受けていたんだ」

「自称とは何だ!?」

光の中から慶小、颯奏、咲声が現れた。すると光が消えたものだから「オレたち帰れるのか!」と怒った。

「帰れるわよ」

すると黒いマントのひげ男がどこからか現れた。

「まさか今度は異世界に転生してるとは見事だな、王様」

「ゲスモン」と赤いローブの王様。

「今日こそ終わりだ」

ゲスモンが黒い炎を放出させて、やられる!と思ったところを咲声が「防御!」と叫びぶと光が現れて、黒い炎は光の前で消え去った。

「君たち、3人の力ならゲスモンを浄化できるかもしれん、そして真の英雄となるのだ」

ここにいると頭おかしくなりそうだ。

「ただし、ゲスモンは協力だから3人の全、力が必要となる。そうなると命を落としかねない」

「だけどあたしたちをやります!あんなやつに殺されたなんて思うと許せないから」

慶小が「浄化パワー」と叫び、颯奏が「サポートパワー」、咲声が「防御パワー」と叫ぶと光が大きくなり、「放出」と叫び、光をゲスモンに放出させたらゲスモンの黒いマントか白いマントに変化した。

「わしは一体今まで何を‥‥?」

こうして3人は倒れた。

「ゲスモンを浄化できたけど、3人のクーデレラを救うことはできなかったか。新たなクーデレラを見つけるしかないのか。だけど人間世界にいるかどうか」

オレたちは王様によって人間世界とやらに帰り、夏休みが終わった頃にオレは男塚に告白して晴れて恋人同士となった。

時々夢の中から「どうしてあたしたちじゃなくてあの娘なの?」と言われても無視した。

冬休みになってから慄胡の妊娠が発覚してオレと慄胡は恋野をおいて慄胡の祖父母のところに引っ越すことになった。

1年後に娘が生まれたがオレは高校に進学するつもりだし、慄胡ら高校中退することはなかった。

オレが18歳で慄胡が20歳、娘が3歳になった頃に結婚した。

異世界だのはもう関わりたくなかったし、慄胡は結婚してからは「二人目がほしい」と言い出した。

二人目は男の子がほしいらしい。

慄胡の名字と娘の名字は「男塚 」から「覗水」に変わった。

恋野とは引っ越して以来会ってないし、連絡もとってない。

娘が4歳の頃に慄胡の二人目の妊娠がわかったけどまだ性別はわからないらしい。

「赤ちゃんできたの?」と娘。

「そもそも何で二人目なんかを?」とオレ。

「子どもを一人っ子にさせておくのは可哀想かなって」

これからもこうして平和が続きますように。

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