第3話
俺は家に着きました。
やっぱり帰るとおばの男塚慶小がすでにいました。
「おかえり」
「ただいま」
身長149センチという見ただけでもわかる俺よりも小柄ってこと。
俺がおばより身長が低かった時期は小学生以来なかったです。
俺の父さんもそんなに身長が高くないから俺の身長は母さんにも似たんだと思います。
実際父さんよりも母さんの方が身長が高いし、俺は父さんの身長をすでに抜かしていました。
ちなみにおばや父さんの家系に似ると男は160センチ未満、女は150センチ未満となるらしいです。
「今日バイトだったの?」
「ご想像にお任せします」
俺は学校の出来事もバイトの出来事もおばに話さないし、バイトの日も話さないですね。
「2人とはどうだったの?」
「どうにもならないです」
おばがヒールをはいても自分より背が高い男が好みらしいです。
149センチなんて言ったけど実際おばは149、9センチであるため150センチにおばはすぐしたがります。
よくおばは3センチのローヒールや5センチのヒールがある靴を履くことが多いため最近背が高くなってきたタイトやくぼを気にしているらしいです。
そしてタイトの一番上のお姉さんは19歳の短大生、くぼの姪っ子は19歳の大学生、おばは19歳の専門学生というそれぞれが同い年のため仲がいいみたいです。
タイトもくぼもそんな年上相手にしないと思うけど俺は言わせておくことにしました。
わかっていました。
タイトもくぼも最近年の近い女の子を気にするようになって、俺はだんだん二人の仲に入りにくくなっていくんです。
今はくぼとタイトの喧嘩が多いけど昔は俺とくぼの喧嘩でした。
俺は小学6年生の頃まではかなりのお転婆でくぼもそのときはまだ幼かったんですね。
くぼは忘れているかもしれませんがタイトは当時泣き虫で体も他の子よりも小さかったため俺が守ってやらなきゃでした。
くぼはすぐ友達と喧嘩になり、しまいには暴力沙汰まで起こしてしまうので当時は俺が「暴力はやめなさい」と止めるのでした。
「だって、こいつらが先に喧嘩申し込んできたんだよ」とくぼ。
「だとしても、暴力はよくないよ」
一緒に喧嘩していた男の子は一人の子は泣いていて、一人の子は目に涙をためていて泣くのを必死でこらえていました。
「この子たち泣いてるじゃないの!」
「知るかよ」
「知るかよって‥‥」
こうして次は俺とくぼの口喧嘩になっていました。
俺も中学に上がり、タイトも活発になり、今度はタイトとくぼが口喧嘩をするようになっていました。 くぼは小学5年生へと学年が上がることにより、喧嘩しても手をあげなくなりました。
それが今となっては二人の仲が羨ましくなりました。
このままじゃいけないと思い、中学3年生の頃から一人称を「俺」に変えてみました。
だけど2人は成長してこれからどんどん男らしくなり、俺と距離ができるようになると思います。




