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第2話

タイトが家に帰っても誰もいない。

タイトにはお姉ちゃんが二人いるけど一番上のお姉ちゃんは短大生で学校が終わったらアルバイト行ってるに決まってる。

そのお姉ちゃんとは7歳ぐらい年が離れていて、タイトが小学生の頃からバイトを始めていた。

二番目のお姉ちゃんは早生まれのため学年が1つ上になった。

小さい頃から家に帰れば一緒に遊んだりしたけど中学入ってからは家に帰らず、友達と遊ぶようになった。そして帰りが遅くなる。

「慄胡ちゃん」

「どうしたんですか?」

「タイトのお姉ちゃん、家いつ帰るかな?」

そしたら慄胡ちゃんはクスリと笑った。

「何で笑うの?」

「さびしいんですか?」

「うん、慄胡ちゃんは思わないの?」

「あんまり考えたことないですね」

「どうして?」

「お姉ちゃんなんてものがなかったから」

「逆にきょうだいがいるってどうゆうものかなって気になりますね」

慄胡ちゃんが何を言いたいかわからなかった。

ただ慄胡ちゃんはタイトの話を否定することなく、最後まで聞いてくれる。

そこがタイトにとっては救いだった。

多分、くぼ君ならタイトの話を真っ先に否定するだろう。

くぼ君は一人っ子だから逆に「姉弟がいるだけまだいいだろ」と真っ先に否定してくると思う。

慄胡ちゃんは聞き上手だった。

嫌な顔1つせずに聞いてくれる。

ただ慄胡ちゃんのおばは小柄でかわいくて褐色肌で異性にはそれなりにモテるからよく家に男を連れてくるけど彼女の欠点は付き合っても1ヶ月以内には大体別れてしまう。

そしてすぐに慄胡ちゃんやタイトにも甘えてくるところがあるためしばらく会いたい気分にはなれなかった。

タイトはさっそく質問してみることにした。

「慄胡ちゃん、それはどうゆうこと?」

「そのままの意味です。俺もきょうだいいないんですよ」

「一人っ子ってどんなかんじ?」

「どんなかんじって言われても答えにくいですよね」

「どうして一人っ子なの?」

「二人目を作りたくなかったんでしょうね、母さんがね。特に深い意味はないと思いますが」

「きょうだいほしいって思ったことないの?」

「思えないかも、母さんは俺が小学2年生の時から単身赴任だったので」

「タイトはおれが小学校に入学した時から単身赴任だったよ。だけど最初はお姉ちゃん2人とも家にいてくれたの。だけど高校生になってから働き初めてさ」

「そうゆう時もあるかもですね。でも、どうして子ども3人産もうって思えたんでしょうか?」

「男の子がほしかったかららしいよ。男の子1人、女の子1人の予定だったらしい。だけど2回目で男の子を授からなかったから、3回目も駄目なら4回目どうしようってところで産まれたから」

タイトよりも背が高いくぼ君と慄胡ちゃんだけどいつか背を抜かす日が来れるかな?

昨日身長測ったら159、0センチだったんだよね。

くぼ君も慄胡ちゃんもタイトと同じくらいの時はこのくらいなかったからいつか抜かせるよね?

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