表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/386

第7話

寒い牢屋。

確か、今は夏のはずで、季節的には暑いはずなのに、ここは寒くて、布団も毛布もない。トイレすらもない。

だから、床という痛いところで寝るしかない。


僕は、白の教団が憎らしく思えてきた。

憎い?

僕にそんな感情があったんだ。


そして、僕の中から影が現れた。

そう、白の教団を壊せ、と。


そこで、僕から現れた影が、牢屋を破壊した。

そこで、理解した。

僕は、亜熊を具現化できる。 だけど、亜熊を操る力はない。

だから、僕から出てきた亜熊は、僕の意思とは関係なく、白の教団の建物を破壊した。

大嫌いで、憎くて、僕を理解してくれない白の教団を抹殺するために。


亜熊は、白の教団が立ち向かっても、勝てないぐらいの強さだった。

みんな、負けてしまった。


「どうにかしてくれ」

と団長が言うけど、

「僕はどうすることもできない。

亜熊を操る力は、僕にはない」


団長も、亜熊に抹殺された。


そう、僕が全ての人を、白の教団を全滅させてしまった。


僕は児童養護施設に入れられ、学校でも噂になり、僕だけが生き残ったから犯人は僕じゃないかと疑われ、転校することになった。

僕は隣の県の児童養護施設に入り、転校することになった。


「今日から、転校生を紹介します。夕期気合君だよ」

「よろしくお願いします」


転校先では、雰囲気が違い、僕は新しい環境に馴染めるか心配だった。

僕を知っている人は誰もいないし、

その上、僕は亜熊を具現化できる。

僕の前、住んでいたところは田舎で、今は都会にいるから、人数が多い。

田舎では心霊スポットが多く、亜熊は活動しやすいけれど、都会となると活動しにくいし、亜熊よりも人間の方が強かったりする。


僕は、表面上だけ、愛想よくすることにした。

スポーツ刈りまで短かった髪は、なるべく伸ばすようにして、ただのショートヘア―となる。


僕も、自分を変えよう。

一人称を、俺にしよう。


俺の方が、気合が入る感じがする。


短パンから、長ズボンにした。


転校生というのもあって、いろいろな人から話かけられた。

「気合って、かっこいい」


しまいには、転校して二日ぐらいで、二人ぐらいの女子に告白されたけれど、

「よく知らないので」

としか、返事ができなかった。


まきちゃんという女の子とも、仲良くなった。

牧ちゃんはかわいかった。


理科りかちゃんとも、仲良くなった。

お人形さんみたいで、かわいかった。


実は、転校して二日で告白してきたのは、牧ちゃんと理科ちゃんだった。

なんとなく、楽しかった。

そう、隣のクラスに、試合という弟がいるとも知らずに。


試合に会ったんだ。

「もしかして、兄ちゃん?」

「もしかして、試合?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ