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第4話
みちびと出会ってから(漢字が難しいからひらがなにした)、日常がガラリと変わった気がする。
みちびは大体、あたしの所に来る。
どんなに誘われようと説得されようと、僕は異世界に来るつもりはない。そんなことは自分の中で決まっていることだ。
そう言えば、みちびの家族の話とか、詳しい出身とかの話はなかったな。
みちび自身の話なら聞きたくなくはない。
「みちび」
「何なのです?」
「みちびの家族の話とか、みちびの話を聞かせてよ」
「軽々しく聞けるのですね」
みちびからはいつもと違う何かを感じた。
何もやましいことはないよな。
これ以上、触れない方がいいかな?
そんな感じが襲う。
みちびが何者かは未知なる世界となった。
まず、みちびの存在そのものとか、異世界があること自体が未知と呼んでもいいかもしれない。




