第4話
みちびと出会ってから(漢字が難しいからひらがなにした)、日常がガラリと変わった気がする。
みちびは大体、僕の所に来る。
どんなに誘われようと説得されようと、僕は異世界に来るつもりはない。そんなことは自分の中で決まっていることだ。
全員終結していたとしても、アルファベット戦士もあれから6年ぐらいたっているから、メンバーも変わっているだろうな。
もしかしたら、マスコットも変わっていたりしてな。
そんなことを一人思い浮かべていた。
そう言えば、みちびの家族の話とか、詳しい出身とかの話はなかったな。
みちび自身の話なら聞きたくなくはない。
「みちび」
「何なのです?」
「みちびの家族の話とか、みちびの話を聞かせてよ」
「軽々しく聞けるのですね」
みちびからはいつもと違う何かを感じた。
何もやましいことはないよな。
家族が犯罪者とかならまだわかるけど。
「おれは両親が別居婚で、姉妹みんなそれぞれで暮らしているのです」
「それぞれって…?」
「お父ちゃま、お母ちゃま、父方のおじいちゃまとおばあちゃま、母方のおじいちゃまとおばあちゃまがいるのです。
上の妹が父方のおじいちゃまとおばあちゃま、
下の妹が母方のおじいちゃまとおばあちゃまと暮らしているため、
おれはお父ちゃまかお母ちゃま、どちらかと暮らさなくてはならないのです」
「姉妹一緒に住むとか、一人暮らしとかは?」
「発言が軽すぎるのです。
一人暮らしなんてそれなりのスキルが必要で、姉妹一緒に住むとか受け付けないのです」
「喧嘩になるの?」
「喧嘩はしないのです。
ただ、仲良しではないのです」
これ以上、触れない方がいいかな?
そんな感じが襲う。
みちびが何者かは未知なる世界となった。
まず、みちびの存在そのものとか、異世界があること自体が未知と呼んでもいいかもしれない。




