第3話
俺は、残霧 彦治。
どこにでもいる普通の一般人だ。
多分、どこにでもいる普通の一般人だ。
誰にもいえないことがあるとしたら、俺の好みが貧乳とか、普通ぐらいのサイズの女性。
俺はロリコンではない。
だけど、これはロリコンと誤解されそうなので、男友達に言えないでいた。
青い髪の女性が好きだ。
青い髪に、青い瞳が好み。
なぜなら、俺の好きな色が青だからだ。
そして、嫌いな色はピンク。
ピンクグッズを集めていたり、「ピンクかわいい」と騒ぐ女子は、正直、ドン引きなところだ。
女性らしいことは嫌いだった。
俺は、とにかく女性恐怖症な所があり、母親を含め、とにかく女性が苦手。
理由としては、よくわからない。
だけど、なぜか女性にもてるのは不思議なところだ。
学校に行けば、手作りお菓子をプレゼントしてくれる女子がいるのだが、迷惑と思っている。
俺はお菓子とか好きじゃないから。
だけど、せっかく作ってくれた女子に文句を言うことはできずに、受け取っておいて、お菓子が大好きなおふくろにあげていた。
家族構成は、おふくろと二人暮らしだ。
親父については、俺もあまりよく知らない。
おふくろは昼から夜まで働いていて、夜はいないことが多い。
おふくろは朝から俺を起こす余裕があるということだ。
おふくろは、なんの仕事をしているのかは知らない。
興味がないからな。
帰ってくると、いつものように誰もいない。
近くのコンビニで、総菜の弁当でも買いに行くか。
だけど、行く途中で、意識を失った。
なんで、失ったかはわからない。
俺は持病も持っていないし、健康体のはずだ。
今までも、そういったことはなかった。
運動神経もいい方だ。
風邪もひいていない。
咳やくしゃみ、だるさもなかった。
さっきまで元気だったんだ。
高い熱も、だしていない。
高い熱を出したら、体温計ではからなくても、自分ですぐにわかるはずだ。
車にひかれたとか、そういった出来事もなかった。
意識を取り戻すと、身に覚えのある世界があった。
もしかして、これは夢で見たやつじゃないか?
俺は、寝ているのか。
夢でも見ているのか。
なら、起きなきゃいけないな。
だけど、これは現実のような気がしてきた。
ほっぺをつねっても、頬が痛いから。
異世界転生か、異世界転移か。
俺は、自分の姿を確信した方がいいかもしれない。
ただそのまま異世界転移したのならいいけど、
異世界転生なら、姿が変わっている可能性がある。
俺の好きな異世界系のライトノベルは、そういったお決まりだからだ。




