表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/386

第1話

 僕は、しゅい。

 小さな勇者に守護しているのか、されているのかよくわからない水属性だ。


 

 小さな勇者というのは、幼女のことだ。

 別名は、ちびっ子勇者だ。 

 名前は、いくちゃんとバンビーノだけど、俺はどちかというと、育ちゃんを担当している。

 育ちゃんとバンビーノはみつごの姉妹らしいけど、もう一人の行方は知らない。


 うちのギルドにいないということは、もうすでに死んでいるか、別のギルドに預けられているか、実の両親のところに育てられているか、敵サイドに誘拐されているか。

 確率的に高いのは、生存していないという方だ。

 みつごということは、12、3歳の幼女というわけだし、一人で生き残るすべを身に着けているとは考えにくい。


 そして、俺は二人の神様に守護されている。

 それが、水の天罰の神様と、雷の天罰の神様のことだ。


 水の天罰の神様の名前は、ワッサー。

 雷の天罰の神様の名前は、テュネー。


 臆病だけど、プライドが高い男の神様で、ワッサーからの天罰を受けると、泣くことができなくなるらしい。

 あいつは、泣くこと大嫌いだからな。


 身長160センチの女の神様で、テュネーからの天罰を受けると、怒ることができなくなるらしい。

 こいつは、怒られることにすごく弱いせいもあるだろう。

 そして、女装をしたくなるとか、身長をコントロールできるとか。

 黄色の瞳と、プラチナブロンドのミディアムくらいの髪を持つ。

 ピンクは好きではないみたいだ。

 一人称は「あたし」のなのです口調。


 僕は守護されているだけであって、天罰は受けてはいない。


 二人の神様に導かれるまま、俺は三人の天罰を受けた者を探した。


 どうやってか、無の天罰の神様の天罰を受けたラストリーと、鉄の天罰の神様の天罰を受けたユウヅキと、鋼の天罰の神様の天罰を受けたカルキを僕は、見つけることができた。

 

 そのまま、この三人は僕たちのギルドに入ることになった。


 無の天罰を受けると、人々からは透明人間と同じような扱いで、誰もラストリーの存在を認識できない。

 無というのは、何もないということを意味する。

 というか、ラストリーという存在がなかったこととなり、同じ天罰を受けている者同士か、天罰の神様の守護を受けている者しか、見えない。


 となると、ラストリーの存在を認識できるのは、ギルド内では俺と、鉄の天罰を受けているユウヅキと、鋼の天罰を受けているカルキと、炎の天罰を受けているユルトと、氷の天罰を受けているりとぐらいだ。


 ユウヅキは鉄を武器にして戦えるみたいだし、カルキは鋼を武器にできる。


 鉄と鋼が当たると、かなり痛いことは想像できる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ