化粧品会社のエントランスでの会話
化粧品会社の会社員が商品の売り上げを気にしています。
戦国武将の生まれ変わりが化粧品会社のエントランスで男優クラスの魅力的な会社員(例:西島秀俊)と話をしている。
エントランスには受付係がいて、私は受付係のバックオフィスとの出入口から彼らを見ていた。
新しい企画を戦国武将の生まれ変わりが提案したいとして書類を会社員に渡したが内容に不満なのか議論をしていた。
生まれ変わり「化粧品を使えば美しくなる。だから化粧品は売れる。ただ、本当にそれで美しくなるのだろうか」
会社員「化粧品を売らないと会社としての存在意義が無くなる」
生まれ変わり「男性女性両方とも美しさは白さではなく、その人の生き方や物事のとらえ方から生まれるのではないだろうか?」
会社員「最近の白さは美白というより白人コンプレックスから生まれたのではないかと思うほど白くて不自然な感じがあった。それは共感できる。」
生まれ変わり「その人が純粋に打ち込める人生のテーマがあり、それに行動と精神が一致したときに魅力が自然に備わるのではないだろうか?簡単に言うと”一生懸命な人に惹かれる”という風なことだ」
会社員「話は分かるが、それでは化粧品を売ることとはかけ離れてしまうのではないか?」
生まれ変わり「”その人らしく生きる。それが本当の魅力”を会社のコンセプトとして、そこからどのように会社のリソースを使っていくかを考えた方が良い。化粧品に限ったビジネス展開に限界を感じていたのだろう?」
会社員「まあそうですが、美白を売りにした化粧品の市場を他社に奪われないか不安です。」
生まれ変わり「戦国武将は肌の色が白かったから現代まで人気が続いていると思うか?」
会社員「全くそうは思いません」
生まれ変わり「つまりはそういうことだ」
魅力の本質は何か、それに対して会社として何ができるか、について双方が納得したようです。