表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/12

俺は大人しく身を引くよ...。するとどうだろう、幼馴染の様子が変なのだが...

想いを寄せている幼馴染が学園一のイケメンとデートしているところを目撃した俺は、陰ながら見守ることにした。だが、その後、幼馴染が俺に纏わりついてくるんだが、どういうことだろう???


ある日の日曜日。

ゲームヲタク仲間のシンヤとゲーセンに立ち寄ろうとした昼下がり。

シンヤが俺の肩をばんばんと勢いよく叩いた。


「お、おい、シンジ、あれ見ろ...!!!あれ!」


いってぇな、、と思いつつ

シンヤが指差した方向を見ると。

俺の幼馴染が、学園一のイケメンと腕を組んで歩いていた。


「うぉぅ...!!」


向こうはこっちに気付いていない。

俺も、シンヤも見てはいけないものを見てしまったかのように、大慌てゲーセンに入った。


「今の、お前の大好きな橘ヒナタだったよな?な?な?

そんでもって、隣にいたのはサッカー部のエースストライカーでもあり、学園一のイケメンであり秀才でもある藤島...!!!」


見間違えなんかではない。


長年の付き合いであり、俺が物心つく頃から大好きだった幼馴染、ヒナタの顔を見間違えるわけがないんだ。


「あ、ああ...!」


俺は膝から崩れ落ちそうになるのをなんとか堪えた。もっとも、シンヤのやつが

俺の肩を支えてくれ、

「お、おい、しっかりしろよ、シンジ!」と

言ってくれていたんだ。


俺のショックははかりしれない。

本当ならゲーセンで格ゲでもやりまくろうと思って息巻いてきたのだが、俺は先ほどの目撃情報でいとも簡単に覇気をなくし、


「シンヤ、今日はもう帰ろうぜ...」


なんて言葉を呟いていた。


「えええー、折角きたのに、嫌なことは忘れようぜ、

シンジ!さっき見たことはさ、幻かもしれないだろ!!ほら、元気出せよ。

な、格ゲやろぜ!な、パーっとやろうぜ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ