定義ノ試行
今回は文字数少なめです。
べべ、別に手抜きってわけじゃないんだからね(嘘)
レンは慌てふためいて、咄嗟に俺の顔を見た。その顔には真剣そのもので、必死に思考していた。
「………まさか」
と、レンは何か閃いたのか、ぼそりと吐く。
「ほぉ、もう俺の狙いを感づくのか……全く勘の良いガキは嫌いだよ」
古い漫画のネタだ、レン達が知る由もない。冗談めかすのを装う言葉だったが、流石に効き目がないことを後悔する。
そして、レンの放心が解けた後、ふぅと一息つき
頬が上がる
「いや、にははっ、すみません、なるほどなるほど、こんな型破りなやり方も出来るんですね!流石ゲイヴさん、凄いです!すごい……見直しちゃいましたよ………了解です。把握しました。やりましょう!」
レンは目を輝かせて、興じ交えて言葉を発していた。
レンは素直だ。優しくて裏表のない良い子だ。
良い子過ぎて嘘の言えない性格であるため、思ったことは言葉に出てしまう性質がある。なのですらっと歯痒い台詞がすっと出てくるし、普段俺に対してキツめのレンが、突然あんなこと言われる度に俺はドキッとする。
ゲインロス効果というモノを俺を含めた人間に取り入れた神様を、その度に殺したくなる。
「なんです?照れてるんですか?」
アジンが鋭いナイフを飛ばす。いや、投げつけられた。
そして軽いようで痛い攻め、流石と言ったところだろうか。
『うっせ、入ってくんな』
チップを介した思考伝達で俺はガンを飛ばしながら言ったが、アジンはにへへ〜と、へらへら笑って誤魔化す。
「んじゃ、最終確認だ。まず……」
俺は振り向いて、帝都に背を向けて表情を隠し、細かい動作確認や行動パターンを伝えるために、言葉を紡いだ。
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帝都の侵入は難しい。
帝都には絶壁な壁が設置してある。よって三人同時によじ登るのは無理がある。
かと言って成功法の門から通るのはもっと無理がある。門を通るにはまず漢書が必要なようだ。そして番人などのチェックが入って、それでOK貰えたら入れる仕組みらしい。
よって正攻法の侵入も無理。
ならどうすれば良いか。
壁に穴を空ければよい
「なるべくちっさい『雷霆』をって簡単に言いますけど、実際すっごく難しいんですよ?」
むむむむっ、と一人離れた場所で小声で発し、目を閉じて小さく穴を開けることに集中していた。
それに対して俺たちは応援しかすることがない。いや、応援も気が散るだろうと思ってそれすらもしずにぼーっとしていた。
「よし……できました!これくらいでどうでしょう!」
十センチもないくらいな小さな光の渦巻いていた。
「よし、んじゃ、ここ。下の方を狙って打ってみろ」
ど真ん中開けたら中の人から見れば注目の的だ。
そんな間抜けな詰みはしたくない。
「おっけー、です!」
レンがそう言うと、一気に放つ。
ばぁぁぁぁん!!
刹那にして壁に風穴が空く。そして俺は、それに反射的に驚き、声を上げる。
「おおっ、これは予想通りの大きさの穴が空いたな、これら予想外だ」
予想通りだったのが予想外だった。
『雷霆』は球体のプラズマ(?)を移動させているのではなく、どちらかと言うと、「かめはめ波」に近い要領で打っている。そのため結果として、全体にして半径四十センチくらいといった、打つ前の球体状の半径よりも大きい穴が開くのだ。
これなら溶かした土の表面払って、這って行けば中に入れそうだ。
「これがバレるのは時間の問題だ。至急入ってやることをやるぞ」
そう言うと二人は頷き、這いよじ登る。
そして
「ここが……」
帝都
の裏路地。
アジンの魔法『探索』によって、レンの『雷霆』による被弾者を出さないやつにしたり、俺たちが潜入したのがバレないように人目を避ける工夫だ。
そして裏路地を進んで辺りを見てみると、絶句した。外との文化の違いに。
「一極集中ですね」
アジンがそう漏らす。
「おいアジン、ここは帝都でここが一番過疎所でいいんだよな」
「えぇ、ここが一番過疎地です」
まじか
「ゲイヴさん、あの穴がバレるのは時間の問題ですよ」
俺は一息つき、落ち着きを取り戻し
「じゃあ行くぞ」
足を動かした。
あとがきQ&A!
Q「Q&Aのコーナーにアジンは出ないんですか?」
A
レ「あ〜それ、私も思ってました!出さないんですか?」
ゲ「ん?まぁ、確かにな」
レ「次からは出しましょうそうしましょうそれがいい!」
ゲ「いや、どうだろーな」
レ「はへ?」
ゲ「あの人ならめんどくさいから嫌だー、とか言いかねんぞ」
レ「……………あぁー……(察)」
追記
次話は投稿超遅めになると思います。
ご了承を……




