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あらすじのおまじない
私はとある人物の歴史本を読んでいた。
それは戦争時代のこと。
しかしそれは第一次世界大戦や第二次世界大戦のような普通の戦争じゃない。
異世界との戦争時代だ。
ある日、異世界との行き来ができるようになったのだ。
最初は融和的に文化の交流がされて、技術を伝えるために、こっちの世界の人を数人派遣していた。
しかしそんな平和な関係がじわじわと揺れる。
決め手となったのはエヴォリューションエネルギー(ENG)の発窟だ。
これは革命エネルギーだった。
これがあれば、この世界の物理法則を無視した法則が発生し、50年は技術を進歩できると言うモノなのである。
なんとしても手に入れたい。
そう思った我々は取引、即ち交渉した。
しかし、異世界側もどう言うワケか、断固として交渉には乗らない。
それが過激化して、挙げ句の果てには戦争となったのだった。
戦争が始まって、約五年後の物語。
未だに戦争は続いている。