表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

第一話 〜静寂〜

一応これが一話目です。

頑張って更新しようと思います。

「シャイニング・ロード」を走り抜けると、門が見えてきた。

 門の横には、黒地に銀の文字で「紅桜学園」と書いてある。

 

 「よしっ!」


 里亜は、深呼吸をしてから門をくぐった。


 「あれ?」


 里亜は違和感を感じた。周りに生徒がいないのだ。


 「入学式の日を間違えたとか・・・?」


 でも、入学案内に書いてある日時は、確かに今日だ。

 里亜は違和感を感じつつも、校舎に向かった。




 そのまま歩いていくと、クラスが掲示してある張り紙の前に来た。


 「2組か・・・」


 里亜は、張り紙の前に人だかりが出来ていないことでも違和感を感じた。


 「何で人が居ないんだろ??」


 里亜は公立の小学校から来たので、幼稚な男子達が走り回ったり騒いだ  

 りすることに慣れていた。だから、静か過ぎて逆に怖くなった。



 校舎の前まで歩いていくと、2、3人ぱらぱらと人が歩いているのが見えた

 ので、里亜は安堵感を覚えた。そして、ふと校舎の脇に目をやった途端、

 そこに目が釘付けとなった。


 「綺麗・・・」


 そこには、大きな桜が生えていた。しかし、さっきまで歩いてきたシャイニ

 ング・ロードに生えているどの桜よりも美しかった。


 はらはらと儚げに、薄い桃色の花びらが落ちていく様は粉雪をを連想させ

 た。今にもとけてしまいそうな儚さがその桜にはあった。

 そして、その桜には少なからず柳のような不気味さがあった。それも桜の

 美しさを助長させる。



 里亜は、その桜に目を奪われながらも「いけない!遅刻しちゃう!」と校舎

 の中へ駆けていった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ