第2話 学校
御伽中学生。榊原 博人が通っていた中学生。そして、いじめを受けていた時代だった。
?「おい、榊原!」
男は榊原の頭にチョークの粉をまいた。
榊原「(...コイツは飯田 努か...。そういえば、こんな奴いたな)」
飯田「なんだ?その目は」
飯田は榊原の顔を思いっきり殴ったのだ。
飯田「次、そんな目で見たら殺すからな」
先生「あ、あぁ...席について~」
榊原「(担任の先生か...。コイツは本当に腐るほど使えなかったな)」
先生「え、えーと、それじゃあ今日は教科書46ページからだな。榊原、この問題文を読め」
榊原「(教科書がないな)」
飯田「先生~、榊原くん教科書ないらしいでーす」
先生「じ、じゃあ他の人見せてやれ~」
榊原は隣の女子を見た。
女子「な、何よ!見ないで、気持ち悪い」
榊原は後ろを見た。
男子「後ろ見んじゃねぇよ!教科書なんかねぇし!」
クラス全員「ハハハハハハ!!!」
先生「はあ、もういいや、飯田お前読め~」
飯田「ういーす」
榊原「(本当にクソだな)」
放課後
飯田「おい、面かせや」
榊原「...」
榊原は飯田に体育館倉庫に呼ばれ、そこで飯田を含めて3人で榊原を殴る蹴るなどの暴行をした。
飯田「たまにはこうやって調教しとかねぇとな」
男子「飯田さーん、それ以上やると死んじゃいますよ~」
飯田「ん?大丈夫だろ。死んだら事故って言うし~。まあ、最悪自首すれば罪が軽くなるし、てか俺少年院で済むし~!けけけけけ!」
榊原は飯田を睨みつけた。
飯田「んだよ、その目は!」
飯田は榊原の顔面を蹴ったのだ。
飯田「っち!もういいや、いくぞ」
飯田たちは行ってしまった。
?「派手にやられたわね」
榊原の前には見覚えのある人がいた。
榊原「...安西か」
安西「よ、10年ぶり~。私はてっきり殺せるところが見れると思ってたのになぁ」
榊原「殺すのは相手が一人の時だ。複数人だと口封じがめんどくさすぎる。殺すのは計画的にやるものだ」
安西「へぇー、まあ殺すのはあんたに任せるわ」
安西はどこかに行こうとした。
安西「あーそうそう、人前では私に話しかけないでね。一応、私もこの時代はあなたをいじめていたし、急に仲良くなるのもおかしな話だから。話したかったら、電話とかメールでしてね」
安西はどこかに行ってしまった。
榊原「っち!めんどくせぇ女だな」
次の日
?「やめて...やめてよ」
榊原「ん?」
榊原の目の前で、飯田が別の男子をいじめていたのだ。
飯田「うるせ!逆らうからこうなるんだ!」
飯田は男子を殴り、どこかに行ってしまった。
?「うぅ...」
榊原「大丈夫か?」
?「う...うん...」
榊原「(あれ、コイツどこかで...。そうだ、こいつは!)」
石川「僕は石川 登。心配してくれてありがとう」
続く