表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
doll story  作者: 千裕
25/39

再会

「シャルル、来てくれたんだね!」

三人が家の呼び鈴をならすよりも早く、二階の窓の一つが開け放たれた。三人のはしゃぎ声が家の中まで聞こえたのであろう。

「ハンス、久しぶり!中々来られなくてごめんね!」

シャルルは嬉しそうに、手を大きくぶんぶん振った。

「今、そっち行く!」

ハンスはひょいと家の中に引っ込み、程なくして玄関から現れた。

「シャルル、お婆さんの具合はもういいの?」

「うん、今はだいぶ良くなったよ。マルタがお薬とか一杯作って、看病したから。」

「シャルルだって、バネッサ様に付きっきりで看病してたじゃない。あ、初めまして、貴方がハンス君?私は、マルタ。シャルルがいつもお世話になっています。」

ぺこりとマルタはハンスに向かってお辞儀をした。

「いえ、こちらこそ…、あ、もし良かったら家に上がってよ、二人とも。丁度お茶にしようと思って、オリビアの迎えを頼まれてたところだったんだ。」

「わぁい!みんなでお茶、嬉しいなぁ!上がって上がって、シャルルお姉ちゃんに、マルタお姉ちゃん!」

オリビアに袖を引っ張られ、シャルルとマルタは顔を見合わせた。

「じゃぁ、ちょっとだけ…ね?お邪魔しまぁす…」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ