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prologue
初めてですがぜひ読んでみてください!
人それぞれに、人生という物語がありその中で人は泣いて、笑って、怒って、楽しんで自分の物語に味をつける。
その物語は人一人が自分の一生を使って書き終える壮大かつ優美なものである。今までも、そしてこれからもその美しい物語は生まれ続けるのだろう。
そして、この僕も物語の語り部になろうと思う。
しかしながらこの いちのせみなと《一ノ瀬湊》 の物語は、そこらの人間の物語とは一緒にしてほしくない。
なぜ、そこまで言うのか。自分の人生によほどの自信を持っている痛いやつだからなどではない。
僕の物語は終わらないからだ。永遠に繰り返される三年間。たとえ、
どんなけ一緒にバカをした親友でも、
ともに同じ目標を目指した部活の仲間でも、
ずっと片思いだった人も三年が経てばみんな僕を
忘れてしまうのだ。
これはそんな僕のふしぎな物語