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問題が発生したため【人生】を強制終了します。 → 『精霊使いで再起動しました。』  作者: 山口 犬
第六章 【二つの世界】

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6-260 質問1






ハルナはまず、盾のことから質問をした。



盾はもう一つの世界では、創造者が依代にしていた。

その世界では、盾はラファエルによって守られていた。

創造者である存在が、ラファエルによって守らせていた理由が知りたかった。



盾は、東の王国が誕生するきっかけとなった双子の時代から存在していると聞いていた。




その質問に対して、創造者は隠すことなく答える。





『この世界を創り出して、個々の生き物たちが様々な進化を成してきました。特に”人間”という種族は、他の種族よりも短命であるにもかかわらず、集団を効率よく確立し、進化の速度が著しく速かったのです。そのため、その人間という種族の思考や文化などを観察するために近い場所で調査を行うことにしたのです』




そうして創造者は、最も力を持ち、発展しそうな地域に住むリーダー格の人間に目を付けた。

それがステイビルたちの祖先であり、エンテリアとブランビートの祖父に旅人を装い、盾と剣を与えて見守っていくことにしたということだった。







次に質問を投げかけたのはステイビルだった。





「……だとすれば、あの剣はどういう意味があったのでしょうか?今のお話ですと、あの剣にも創造者様と同じ役割が?」




『その通りです、ステイビル。あの剣にも別なものが宿り、この世界を共に見守っていくはずでした』







「確か、あの盾と剣には不思議な力があったと記憶をしております。あの力は、創造者様のお力なのですか?」



エレーナが質問した内容は、オスロガルムとの争いの中で見た現象のことだった。

オスロガルムの攻撃をあの盾は防いだ……というよりも避けていった。

それだけでなく、大竜神に対してもその攻撃は無効化されていた。

そのことが気になっていた、エレーナたちはその話を創造者に確認をする。



『……それは、この世界を創り出した時の原理が働いていたのです』



「原理……ですか?」



『そうです。ここにいるラファエルを初め、この世界の秩序を守るために絶対的な存在を用意することにしたのです。それによって、この世界の生き物たちは自分たちの力が一番であると過信をせずに、力に抑制されながら発展していくのだと考えて創り出しました』




「確かラファエルさんはサヤちゃんの記憶を見て、モイスさんやガブリエルさんたちを呼んだのですよね?」



『ハルナの言う通り、世界の崩壊を防ぐために、さらにその存在を増やしこの世界を監視することにしました。万が一、それらの存在たちが争い合っては意味がありませんし、大きな能力を持つ存在が暴れてしまうと、他の生き物たちに被害を被ることになってしまうため、お互いに攻撃やその存在を害することを禁止させたのです』



「であれば、あのオスロガルムっていう存在は……一体何だったのですか?」



『あれは……元々はラファエルと同じ存在として造り出されたものなのですが、意識を生み出す能力に問題が生じたため、消していたはずでした……』




「消した”はず”?……それはどういう意味ですか?」



『もう一人の存在、あなた達が私のことを呼ぶ”創造者”がもう一人いるのです……その者が、どこかにその存在を隠してしまっていたのです』














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