感想ってなんだろ?って考えてみたことありますか?
こんにちは。 or はじめまして。ふじさわです。
今回はエッセイを書かせていただきます。
主題は、最近気になっていた『感想』についてです。
感想は『感想』を書くべき場所であって、自分の主義主張・趣味趣向・自己主張はエッセンス程度に留めるべきだと思うんですよね。
なろう(小説を読もう・小説家になろう(敬称略)をまとめて以下そう表記いたします)の作品は、私は『ある家のお庭』だと思っています。
家垣の外から眺めさせてもらって、綺麗だったら丁寧に手入れをしている家人の方に「綺麗ですね」と声を掛ける。それが感想欄。
反対に「汚い」「怖い」「いやらしい」という感情を覚えたら、避けて通る。
どうしても言いたければ、その家の人がどう思うかを考えて書き込むべきじゃないかな‥‥‥と。
白薔薇が好きだろうと、百合が好きだろうと、ぺんぺん草が好きだろうと、ラフレシアが好きだろうが、それはその家の人の勝手ではないでしょうか?
さすがに庭から悪臭が漂っていたり、汚物が溢れていたりするなら、それは町内会長(運営さま)に訴えるべきことでしょう。
私は小学校の時に「悲しい話」「酷い話」「嬉しい話」「楽しい話」「怖い話」「残酷な話」と感情ごとに纏めた小説を、プラス方向の話以外ばかり読んでいる嫌な子供でした。
でも、今思えば、渦巻く感情を負の感情の書物で発散していたと思います。
物語の中の他人が酷い目に合っていて爽快感を得る小学生って、怖いですが、まあ、家庭の事情ってやつです。
私は他人のセクシャルマイノリティにノーと言いたくありません。言うつもりもありません。
責め立てる人を見ると、その正義感というか、思い込みはどこから来るのだろうと不安になります。
日本では13人に1人がセクシャルマイノリティだと言います。
健全ってなんでしょう?
年齢差があっても、10年後一人の人を思い続けていたのであれば、それは美しい話になったりもします。
年齢の近い男女であってもいろいろ使っていたら、それは健全なのでしょうか?
痛いのはいやだな~とは思います。あと、汚いの。
でも、誰かがそれを好きなら、それはそれでいいんじゃない?と思います。
私が寄らなければいいだけです。
ノーマルってなに?
健全ってなに?
自分の感覚は正しいの?
殺すとか吊るすとか、平気で文章にして他人に突き付けることができるのは、正しい感覚?
どうでしょう?
個人的な見解ですが、私はNL-ノーマルカップリング-という表現が怖いです。男女というだけでノーマルなのでしょうか。
主人公の女性の感情を無視して、例えば監禁したりする男性がいたとします。その男女はノーマルですか?
もちろん、そういうお話も気にせず私は読めます。楽しめたりもします。面白い作品、多いですよね。
ただ、それが現実世界であれば、犯罪だというのはわかっています。
もちろんです。
時代劇に、現代の感覚を強要するのもどうかと思います。
側室当たり前。妾いますよ。お祭りなんてあなた、あれです。結婚年齢なんて恐ろしいことになっています。
あなたが好きな歴史上の人物で、妻一人だけだったことが歴史書からわかる人っていますか?
そう言われている歴史上の人物も、深く調べたら側室や妾がいることのが多いです。
友達だけど、体の関係もある。師弟だけど体の関係もある。上司部下だけど体の関係もある。そんなことばかりです。それは男女だけでなく、男男、女女(こちらは歴史書には残りにくいので知っているのは少ないです)いろいろです。
日本で15歳以下の女性は結婚できないと決まったのは明治30年頃です。
源平合戦の頃の宮廷政治は、男色を除外して考えるとおかしくなります。
何をどう思おうと、それは個人の自由です。
日本は言論の自由がある、素晴らしい国ですから。
ただ、自分に許されている言論の自由を、他人を縛ることに使っていませんか?
感想は、他人の家の庭に水を撒く行為だと思います。
私は、その庭の花木に綺麗に咲いてもらいたいです。すくすく成長したら嬉しくなります。
勘違いして欲しくないのですが、それは褒め称えよということではありません。もちろん、成長するのであれば伐採する必要も、芽の間引きなども必要でしょう。
私もタグのつけ忘れを指摘されて、納得いたしました。注意喚起がそこまでいるのかと思いましたが、自分の感覚がおかしいことって普通では気づけないことなのでありがたく思っています。
ビジネス書でよく言います。
叱ると怒るは違います。と。
あなたの感想で、その小説という花は綺麗になりますか? 成長しますか?
自分の主義主張・趣味趣向・自己主張というエッセンスが濃過ぎて、水ではなくなって「謎の液体」になっていませんか?
セクシャルマイノリティで苦しんでいる人に「殺す」「吊るす」って叫ぶ人を、客観的に見てどう思いますか?
他人の庭に、通り過ぎる途中で唾を吐き出す行為になっていませんか?
http://syosetu.com/man/impression/
なろうの「感想について」のマニュアルです。
一度、目を通されたことはありますか?
取扱説明書は見ないタイプ? はあ、そうですか。
まあ、それはそれで各個人の自由ですね。
WEB上の文章は、自分が思っている以上に冷たい印象を相手に与えます。
短く書けばいいというものではありません。
顔が見えないのだからこそ、敬意を払った方がいいとは思います。
まあ、する・しないは個人の自由です。
新卒研修していて、しみじみ思います。
『敬意』を知らない人が多いなと。
文章が下手でも、短くても、敬意さえあれば、それは相手に伝わります。
今はスマホや携帯ですぐ相手に繋がります。
「もしもし、○○と申しますが、△△さまはご在宅でしょうか? お手数ですが△△さまに代わっていただけますでしょうか?」
すら、言えない新卒が多いです。
振り返ってみて、あなたの感想は同じレベルになっていませんか?
あなたが読んでいる小説は、作者がいるからこそ読めるのです。
崇め奉る必要はありませんが、感謝の気持ちくらいは持ってもいいのではないでしょうか?
私はよく新卒に言います。
「ありがとうって無料なのに、なんで言わないの? 言うだけで相手が良い気持ちになれるんだよ」と。
面白くて、続きを読みたいと思ったのなら、まずはその気持ちを添えましょう。
読んで不快になった、苦しくなった、おかしいと思った‥‥‥なら、相手の心情を慮った文章を心掛けましょう。
それが、社会人になった時に活きてくると思います。
とっきんとっきん(愛知の方言。物凄く尖っていること)でいても、人生楽しくないですよ。
了
ここまで、お読みいただきありがとうございます。
大変申し訳ありませんが、現在、感想が怖くなっているので感想欄は閉じさせていただきます。