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アルムは僕らの中にある  作者: ゾンビレディ
1/1

プロローグ

多分、きっとグダグダですが、よろしくお願いします

彼は明日の会議の資料を開き、電車に乗っていた。

一定のリズムで揺れる車内は、時々何かにつまずいたかのように大きく揺れる。

その揺れに少し酔いながらも資料を見続ける。

今日もいつもと変わらない――――――ただ、一つだけ違ったことは、

さほど混んでもいない電車の中で、手すりに摑まることもなく、立ち続けている黒い物体。


彼女はカフェでケーキを食べていた。

同僚に誘われ、よく行くカフェ。

実のところ、彼女は甘いものは得意ではない。

甘ったるいショートケーキをフォークで突きながら、ガラス越しに外を見る。

ガラス越しに目があったそいつは、無表情だった。


彼女は家でベッドに寝転がり、スマホでゲームをしていた。

あまり干していない布団からは、寝ていたときにかいたであろう汗が染みこんで、少し臭う。

下から母親が夕飯だと呼ぶ。

スマホから顔をあげると無表情なあいつが覗き込んでいた。

ふと、そいつが手を伸ばしてきた


彼はヘッドフォンつけ、商店街を歩いていた。

お気に入りのコロッケを買い食いしながら家路へ向かう。

アップテンポの音楽を聴きながら、コロッケの最後の一口を口へ放り込む。

この曲がり角を曲がれば家に着く。

のびてきた手は想像以上に大きく、目の前が真っ暗になった。





黒いそいつは、どこにでも存在する。

ただ――――――――――――


そう簡単には気づけない。


誰も気にもしない。

頑張っていきます!

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