表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
水の勇者の冒険は終わった・・・  作者: マサ
第2章 外からの声
72/86

第65話 繋がりの腕輪の効果

「失敗って・・・!?」

ユキは驚いた風に言った。


【悪いが、そう判断するしか無いでしょう?

オレは迷子を助ける余裕はあるが、強盗(・・)を説得する余裕は無い。】


「強盗って・・・!?」

ユキはキッとオレを(にら)み付けた。

その左目は赤い(・・)ままだった・・・


【おいおい、自分で状況確認出来ないとこの先、生きていけないぞ?

まあ、これはサービスだ。これで分からなければ、色々と諦めろ!


『さっきのは嘘、お前を助けた事は失敗では無い。』・・・】


ユキは困惑してた後で決意した顔をした。

「・・・・・それは『嘘』。

つまり、あたしは『嘘』を見破る能力を貴方(・・)から奪った・・・」


【正解・・・ちなみにその機能は“看破”でオレの魔眼“夜鬼眼”の能力の一つ。その前では嘘やごまかしは無意味だから オレは正直に話している。】


「・・・・・それで貴方と交渉できるの?」


【オレの能力を奪える“強盗”に繋がりの腕輪(武器)を持たせたままで交渉に入るのは怖いがしょうがないか・・・

そのしょうがない理由は自分で“分析”してくれ。】


ユキはその言葉を聞いて本能的に“繋がりの腕輪”を見た。


“分析”発動!


繋がりの腕輪 (故障中)

これを装備している同士はお互いにテレパシーで会話出来たり、アイテムボックスの共有はもちろん、互いのスキルスペルを許可されている物だけだが使用できる。

故障:テレパシー・アイテムボックス共有機能停止、スキルスペル使用機能は許可無しでも使用可能

装備者:ユキ(このアイテムが世界に繋ぎ止めておくための媒体として機能している為、装備解除は不可能。)


【さてと・・・その魔眼だけでは説明がつかない所があるから補足するが、オレのスキルの中に“スキル譲渡”“スペル譲渡”があって、それをお前が無断で使用してオレからスキルとスペルを奪ったと言う事だ・・・

さっき、止めなければオレのスキルとスペルは全部(・・)お前に取られていたと言う訳だよ。】


「それで?・・・貴方にとって危険人物のあたしを始末しないの?

貴方にはそれだけの能力を持っているのに・・・」


【始末?・・・・・・・・・ハン!そんな事をする趣味は無いよ!原因さえ解れば、対抗手段を講じるなんて訳無いよ・・・

『腕輪を外せ』と言ったのは誠意を見せろと言う意味だったし・・・】


「・・・つまり、あたしはもう貴方からスキルスペルを奪う事は出来ないと言う事ですか?」


【そう事だ・・・ちなみに奪ったスキルスペルは返却不能だ。

そして、オレは無断で能力を奪う奴を“仲間”だとは認めるつもりは無い!

だから、オレとお前の関係は“味方”から“敵未満”に変わったと考えてくれ。】


「わかったわ・・・それでこの(交渉)テーブルに着いてもいいかしら?」


【ああ、いいぞ。】


ユキはその言葉を聞いて席に着いた。他の二人(ピエール・ビアンカ)も静かに席に戻った。





【さて、“中村明”についてだがすぐにお前に身柄を渡す訳にはいかない・・・】


ガタッと動揺してユキは立ち上がろうとしたが何とか押さえ込んだ。


「何で!?」


【・・・・・・死体で良いならすぐに引き渡すが?】


「死体・・・・・?

アキラは生きているんでしょ!?」


【“生きている”が“無事”とは言っていない・・・・・

“中村明”は“意識不明”の“重体”だ。】


ユキはその言葉を聞いたとたん、部屋から出ようとした。


【『包泡(コーティングバブル)』】

ユキの片足と床を泡で包み込んで拘束した。

【・・・お前、何処に行こうとしている?】

オレは呆れた声で聞いた。


ユキは固定された足を引き剥がそうとじたばたしながら答えた。

「決まりきった事を聞かないで!!アキラの所よ!!!」


お前(ユキ)が今、オレの所に来れば“中村明”は“死ぬ”よ・・・】


ありがとうございます。

9/2 12:00に更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ