第23話 マサシの従魔契約
「ドウイウコト?」
「だから!俺は雄だ!何で人間の雌になっているんだつーの?」
え、えっ!? まさか、オレと従魔契約すると魔物オスでも人間の女に変換されるエロゲー仕様になってしまうのか?
いや、結論付けるのは早すぎる!今回はたまたま、そうたまたまなんだ!
「それでは、わたくしめが結論を出すお手伝いを致しましょう。はい。」
!?
「いえ、貴方様はまだ御自分の力を把握していないご様子、ならばわたくしめがその従魔契約を受ければ、どのような仕様になっているか分かるはずです。はい。
そもそも、わたくしめの目的は貴方様の傘下に加えてもらう事です。はい。」
「ちょっと、俺の話はまだ途中だ!せめて俺を元の性別に戻せつーの!!」
「ブラウン様・・・少々お待ちください。この御方は貴方様を蔑ろにする御方ではございません。はい。
そもそも、貴方様はこの御方が居なければ、あの呪われた金槌に使い潰されていた筈です!命が助かっただけでも望外の幸運。例え、性別が元に戻らずともこの御方に感謝の念を忘れてはならぬと思われますが、違いますか?はい。」
「それは・・・そうだが!俺は雄でありたいんだつーの!」
「その点は了解いたしました。はい。
ならば、わたくしめが従魔契約を受け、その仕様が判明し、わたくしめの解呪スペルが有効だった場合、元の性別に戻す事を約束致しましょう!はい。
それでいかがでしょう?はい。」
「・・・わかった!マサシ、早くこいつに従魔契約を結んでくれつーの。」
「ブラウン・・・ちょっと待て、こいつは油断ならぬ奴だ。少し考えさせてくれ!」
「ビクッ!・・・・・わっ、分かったからそんなに怒らないでくれつーの。」
少し恐い雰囲気を出していたみたいだな(汗)
「あっ!怒ってはいないよ、ごめん・・・スミスも少し考える時間をくれ。」
「承知致しました。はい。」
オレは考えるふりをして、気配を消して隠れているルプにテレパシーを試みる。
【マサシさん!まさか、あの人の提案を受けるつもりなのですか?危険です!こんな邪気が充満していた空間で正気を保っていた人なんて存在できるはずが無いなのです!】
【ワシもフィリア様と同意見ですぞ!あんな怪しい人物は信用できない、もしあいつがこちらの陣営に入れば、何を仕出かすか分かりませんぞ!】
【・・・二人の意見は分かった。でも、落ち着いて状況を見ろ。】
【【どういうこと(なのです?)(ですぞ?)】】
【まずは邪気封印内で正気を保っていた人物が目の前に存在する事が一点。あり得ないという先入観で「怪しい」・「信用できない」と結論付けのルプとじいさんの二点。】
【・・・ならば、奴は信用に足る人物だと言うか?ですぞ!】
【いいや、信用できないと思うぞ。こちらを利用する気を隠すつもりも無いみたいだし。】
【なら、あの人とは従魔契約を結ば無いなのです?】
【いいや、従魔契約を結ぶつもりだ。】
【!?・・・どういうつもりだ!小僧!何がしたいですぞ?】
【・・・オレが言いたいのは安直に結論を出すなと言うことと・・・・・】
「わたくしめは、貴方様はもちろん、後ろのお二方にも害を為すつもりはございません。はい。」
【【!?】】
【本物の知恵ある強者は敵に回すより味方にした方が得だぞと言う事だ。
このスミスと従魔契約はするがお前らは嵌められないように気をつけろ。】
【マサシさんはどういうつもりなのですか?】
【オレか?オレは覚悟と責任を持ってこいつを配下にするさ。】
【そんななのです!?】
「待たせてすまんな、スミス。さあ、従魔契約をしようか?」
「いえいえ、このような怪しい人物と契約して下さるのですから、貴方様の寛容な心に感謝です。はい。」
「フッ・・・・・ところで、覚悟は出来ているか?オレはお前さんを全然信用していないんだぞ?」
「その点は御心配無用でございます。はい。
貴方様の危うさは充分に理解しておるつもりです。はい。」
「それでは契約しようか?」
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『我が名は《マサシ》。汝の名は《スミス》。契約の名の元、共に在ることを誓おう』
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白い煙がスミスを包む。
白い煙が晴れた時、現れたのは黒髪の整った顔のクールビューティーの若い美女だった。
執事服を着ていた。
「は~、これで今代の『水の勇者の冒険は終わった・・・』完全に・・・」
ありがとうございました。
次回は7/5 12:00に更新します。
次回はこの題名の由来を説明するつもりです。




