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水の勇者の冒険は終わった・・・  作者: マサ
第1章 地の底で
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第19話 霊樹の種子

「それでは、サックと邪気封印の攻略法を教えようぞ!

単純に内側と外側の二面展開ですぞ。まずは内側の表層を広く邪気を殲滅(せんめつ)する事が一点ですぞ。そして、外側の地上からの邪気をこれ以上邪気封印内に入れない守護役がもう一点ですぞ。


因みにこの階は邪気封印の表層からはみ出たコブのような場所ですぞ。

この階から降りると本当の邪気封印の表層ダンジョンになっておりますぞ。い

今、この階にいるゾンビどもはおそらく、其処からは表層ダンジョンから()い上がったと思われますぞ!


表層ダンジョンは一階につき、(いく)つかの区に分かれており、その区にはそれぞれ(ヌシ)と呼ばれるモンスターがおりますぞ!


小僧には、その主を倒した上でその区を浄化して、ゾンビどもを発生させないように処置するのですぞ。


その処置方法は後で教えますが、一種の結界でございますぞ。


大きくまとめると、

内側は主を始めとしたゾンビモンスターを殲滅(せんめつ)した区を浄化結界を(ほどこ)した後、次の区・階に移る。

外側は此処(ここ)に戦力を置き、外からの侵入と内からの脱走を防ぐ。因みに此処は邪気封印の結界で一番弱っている所だから邪気関係はまずは此処にくるので、最悪の場合、この場所を守っていれば、邪気封印の状況が悪化する事はありませんぞ!


何か質問ございませんか?」


「・・・何か有効なアイテムはないのか?」


「小僧の泡の力が宿った武器は浄化結界を施す時に役に立つですぞ!

欲を言えば、『霊樹の種子』が在れば、かなり助かるですぞ!」


「えっ?・・・・・オレ、それ持っているぞ。」

「「へ?」」













「なにーーーーー!!!!!

どこでそれを手に入れたですぞ?」

「霊樹の種子はレア中のレアで、わたくしが女神をしていた時ですら、一度見たことがある程度なのです!!!」


「スーパーブラックスライムゾンビがスライムエッグといっしょに落としたよ。」


「・・・・・フィリア様、これはどういうことでしょうぞ?」

「・・・・・わたくしにもはっきりとは、分かりませんが神界の世界樹に何かが起きているのは間違い無さそうなのです!

今は邪気封印に集中しましょう、霊樹の種子を此処に植え、マサシさんが管理すれば、邪気封印内の邪気を全部浄化する事も可能なのです!」


「霊樹の種子をどういう風に管理すればいいの?」


「ここは水気の霊気が満ちる北の守護獣『玄武』の地。地下水脈に根を張れば、巨大な精霊樹に成長するなのです!

なので、其処(そこ)の川の(ほとり)に植えて、マサシさんの魔術(スペル)明泡(ライトバブル)による光合成とマサシさんの(スキル)・魔力供給を活用すれば、すぐに成長して浄化結界の要になってくれるなのです!」


「とりあえず、植えてみよう。」

マサシ①はワイズボックスから霊樹の種子を選択して川の畔に植えた。


魔力供給の対象にするやり方が分からなかったので植えた霊樹の種子に対して、分析(状況分析)をかけた。


《分析》ーーーーーーーーーーーーーー

霊樹の種子:精霊の力を宿した樹木の種子

[補足説明]魔力供給の対象にするためには媒体が必要。『泡真珠(バブルパール)』ならば最適。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


それじゃ、さっさと作業に取り掛かるか!


『泡の精霊達よ、我に力を与えたまえ、泡立つは白き宝石』

中級(ツーメガ)泡真珠(バブルパール)


白い真珠を霊樹の種子と同じ場所に植えると「魔力供給」の対象にできた。

種にいきなり、大量の魔力を送ると枯れてしまいそうなので最初は微量で魔力を送りました。


しばらくすると其処から芽が出てきた。

マサシ①はルプの指示通りに明泡を出す。芽に強い光量を与え無いように下級を唱えた。

『泡の精霊の子らよ、力を貸したまえ、辺り照らす泡を』

下級(ワンプチ)明泡(ライトバブル)

明泡のやさしい光が辺りを照らす。


もうしばらくすると芽が苗木にまで成長した。

「マサシさん!わたくし、この霊樹と契約したいなのです!」

「ワシもですぞ!」


「???なら、契約すればいいじゃないか?」


「この霊樹はマサシさんの管理下にあるので、マサシさんの許可無しでは契約を結べないなのです!

大丈夫、わたくし達二人・ルプとネークスが契約を結び、力を(たくわ)えたら実体精霊になってマサシさんの力となるなのです!」

「そうですぞ!」


「・・・・・・了解、許可出すよ。」


ルプとネークスは霊樹(苗木)と契約した。







三人が会話に盛り上がっている時、シロリンがマサシの石像をポンポンと叩いた。

「・・・まちゅたー、何かちた(下)からこわいのが」


ありがとうございます。

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