第17話 ワールドポイント
WPはマサシの今後を左右させる重要な要素です!
①「・・・・・絶対条件とは何だ?」
「フィリア様の復権に協力して貰いたいですぞ!」
①「・・・具体的にオレは何をすればいいの?」
「まず、スキル魔力供給で案内妖精の制限の解除、次に精霊階級昇格にMPを回して貰いたいですぞ!」
①「とどのつまり、ルプを進化させろ!という事か?それに見合うだけのリターンはあるのか?」
「ああ、まずは前報酬として、この邪気封印内の攻略法を教えようぞ!そして、絶対条件を飲んでくればクロスディアの秘宝のありかを教えようぞ!」
「それに加えて、勇者報酬である神の奇跡を起こせる神霊石板を渡すなのです。」
「フィリア様!?それは過剰報酬ですぞ!」
「ネークス、いいのです!今、この人が立ち上がらなければ、クロスディアは終わりますなのです!」
「・・・分かりましたぞ。ワシからは何も言いませんぞ!」
①「あの~、神霊石板って何ですか?」
「神霊石板とは神が奇跡を起こす際に使う神器。今あるこれはわたくしが管理神をやっていた時に創ったヘソクリなのです。
神力=世界力=WPが値
溜め方は
(Ⅰ)世界の力、精霊の霊力を石板に与える。(一番効率が良い)
(Ⅱ)魔力を石板に与える。(効率は悪い、例:10MPに対して1WP)
かなりのポイントを溜め込んでいましたが、わたくしが封印中に世界維持の為に使われてしまったようなのでこの石板に残っているポイントは0。」
①「質問、その石板は神の奇跡を起こせるのなら、オレを元の世界に「戻すことは出来るなのです。」」
「ただ、その石化を解くにはかなりのポイントがいると思うなのです!だって、石化はこの世界に無い状態異常の上、呪い(状態異常固定)は前代未聞だからなのです!」
①「そのポイントで何が出来るかはどうやって知る事が出来る?」
「そのポイントで何が出来るかは稼いだポイントが入った石板に触れると出来る事が頭の中に出てきて、何ポイントで奇跡を起こせるか分かります。もし、望む事に対してポイントが足りない場合、『〇〇〇WP必要です』という表示が発生します。
今現在、クロスディアでこの神霊石板を使えるのは管理神クラスの神霊・精霊王クラスの精霊・異世界の者だけなのです。」
①「因みに参考までに聞くがオレを単純に送還する為にどれだけのWPが必要?」
「ただ単純に送還する場合、貴方の世界の管理神との交渉で最低50万WP、交渉次第で更に増える。異世界間の移動で平均50万WP。最低100万WP必要なのです。」
①「成る程、じいさんが過剰報酬というだけの事はある!ただ気になった点がある。何故それを渡す?それを隠匿して自分が管理神になった暁に元の世界に戻すという約束で十分だと思うけど?」
「一つ目は誠意の問題、無理難題を押し付けるのにわたくしがその上前をピンはねするのは失礼だと思ったなのです。
二つ目は、おそらく、わたくしやネークスでは石化呪い解除出来るほどWPを稼げ無いと思ったなのです。
三つ目は、これは予感ですが、マサシさんがWPを使わなければ、乗りきれない災厄がクロスディアを襲うと思ったなのです。」
①「成る程、三つ目はハズレて欲しいが事情は分かった。絶対条件を飲もう。但し、オレに対して無理が無い範囲でお願いします!」
「分かったですぞ!では次に邪気封印の攻略法についてですぞ!!!」
ありがとうございます。