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水の勇者の冒険は終わった・・・  作者: マサ
第1章 地の底で
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第16話 勇者で無いオレ

「手を貸せだと、貴様に何が出来るのですぞ!!!」


「さあ?」


「ふざけ「てはいない!オレはいたって真面目だ!!」」


「どういうことなのです?」


「クロスディアを救って、なおかつ、オレが生き残るプランをいっしょに考えて欲しい。」


「そんな事出来るはずが無いですぞ!」


「何故に?」


ーワームゾンビLv8が10匹現れたー

ノーマル:白糸 レア:魔法の葉

ーマウスゾンビLv7が10匹現れたー

ノーマル:ネズミの歯 レア:鉄の石

ーバットゴーストLv10が10匹現れたー

ノーマル:コウモリの羽 レア:コウモリの牙

ーキャンドルドールLv8が10匹現れたー

ノーマル:火打石 レア:火の魔石(小)

ースネークスケルトンLv7が10匹現れたー

ノーマル:魔力草 レア:ヘビの瞳


「これだけの魔物の群れに潰される貴様程度ではクロスディアを救うなんて、夢のまた夢ですぞ!」


「・・・それもそうか、それではそこから否定する事にしよう!」


ーマサシは並列思考(4分割)を発動させたー


②一気に決める!

ー泡の精霊達よ、我に力を与えたまえ、浮遊するは、大量の照らす泡ー

中級複数対象(ツーメガズ)明泡多祭(ライトバブルカーニバル)


大量の灯り泡が魔物たちに向かい、呑み込んでいく。


ー魔物の群れは全滅しましたー

ー様々なアイテムを手に入れましたー



①「時間がもったいないから各自担当に就いて仕事にかかれ!

②は泡スペルの下級カーニバル中心にスペル使用。泡を生成して邪気浄化担当。

③は幽体離脱後、清掃水晶の剣を装備。泡スペルから生き残ったモンスターを討て 。

本体守護担当。

④はワイズボックスで支援担当、新たなアイテムを作れないか、ワイズボックスにあるレシピを確認。

①はルプとじいさん相手に交渉担当。」


「・・・・・・凄いなのです!これならなんとかなりそうですね!!!ネークスもそう思うのなのです。」


「いえ、この程度では無理ですぞ!」


①「ならどの程度なら、無理じゃないんだ?」


「それはですぞ・・・・・・・」


「『それはですぞ・・・・・・・』の後は何なのです?」


「代わりに答えてやろう、勇者でも無い奴が世界を救えるはずが無いってところかな?」


「!?・・・・・・」

ネークスはバツが悪そうに顔を背ける。


①「また図星か、じいさん・・・あんた、肩書きに(こだわ)り過ぎだ!」


「!?何だと!小僧!!もういっぺん言ってみろですぞ!!!!!」


①「何度だって言ってやる!肩書きに拘り過ぎだ!だから、あの女狐に()められたんだ!!」


「!?(怒)・・・・・それは貴様も同じだろうが!小僧が!!!!!!」


「・・・・・ああ、だからオレとじいさんはあの女狐に一度負けた。」


「・・・・・・・・」


「だからさ・・・再度負けないようにその辺の拘りはお互いに捨てよう。勇者で無くなったオレと水の精霊王で無くなったじいさんで出来る事をしようぜ。」


「・・・・・・・わかったですぞ。でもしかし、やっぱり勇者で無くなった人間であるお前さんではこの状況を改善出来ないですぞ!」


「人間?・・・あ~そういうことか!じいさん、オレを鑑定して見ろや!」


「どういうことなのです?」


「ルプもオレを鑑定して見ろ!」


「「!?」」


「オレの今の称号は石像に宿った生き霊。睡眠要らずで泡スペルを詠唱出来る上に、ドロップ100%で上手く遣り繰りし、中毒制限無効だからMP枯渇(こかつ)知らずになれる!そして、清掃水晶の剣のおかげで邪気汚染の心配も必要無し。問題はオレがクロスディアについて知らなすぎる事だ。」


「これなら・・・わたくし達が協力すれば、・・・・・ネークス、どうなのです?」


「・・・・・・・一つだけ、絶対条件を付けさせて貰いますぞ!」



ありがとうございます。

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