第11話 スライムゾンビ?
スライムと思って舐めないでもらいたい!
ースライムゾンビ?が8匹現れたー
「えっ?スライムゾンビが何で・・・・・これ程の邪気を放っているなのです?」
何か嫌な予感がする!
ー並列思考強制発動!ー
[5ターンしか持ちません]
①「緊急事態発生!!!各自、担当配置後・・・速やかに最善手を自己判断で打ち続けろ!
高速思考も夜鬼眼も使用出来ないから相談はおろか、指示を出す余裕もたぶん・・・無い!!!
①は分析担当、②はスペル担当、③は幽体担当、④はワイズボックス担当、ルプはアイテムで回復担当。異論は認めん!!!各自、散れ!!!!!」
②③④「「「了解!!!」」」
ールプ『高速思考』中ー
「えっ!?・・・でも、邪気ゾンビの中でも最弱のスライムゾンビにそんなに警戒しなくてもなのです。たぶん、あれらは少しLvが高いだけのスライムゾンビだと思うなのです。」
①・・・そうだったら、ここまで『危険察知』は警報を鳴らさないし、『危険予知』は粉々になったオレの石像の映像を断続的に見せたりしないと思うぞ!
①『分析』発動!
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スライムゾンビ?属性:闇 弱点:聖 光
Lv?? HP??/?? MP??/??
スキル:???
ノーマルドロップ:???
レアドロップ:???
②先手必勝!弱点が光ならこのスペルが有効なはず!!
魔術創造(泡スペル限定)LvB発動!
イメージするは明泡の奔流!
ー泡の精霊の子らよ、我に力を貸したまえ、降り注ぐは、大量の照らす泡ー
『下級複数対象明泡多射!』
大量の灯り泡がスライムゾンビ?達に飛んでいく。
スライムゾンビ?達は一斉に飛び上がり、天井に貼り付いて大量の灯り泡をかわした。
スライムゾンビ?達はぷるぷると震え始めた。
ーな!なんと!?スライムゾンビ?達が!!!どんどん合体していく!!!!!ー
①②③④まっ、まさか!あのキ〇グスライムになるのか!?
ースライムゾンビ?達は真っ黒な球体状のスライムになった!ー
「ピキー!」
真っ黒なスライムは叫びを上げた。
ールプ高速思考中ー
「なっ!?・・・わたくし、あんなモンスター知りませんなのです!!!」
③えっ?・・・・・キ〇グスライムじゃない?・・・って、ぼ~っとしているヒマは無い。危険察知がさらにガンガンに警報を鳴らしている!
ー幽体離脱LvA発動!ー
③危険な予感がするがオレもスペルを使ってみよう!
ー複数詠唱LvAが解放されました。[二重詠唱]が可能になりましたー
ー泡の精霊の子らよ、我に力を貸したまえ、泡よ、万物を包めー
『下級複数対象包泡』
ー③幽体は物に触れるようになったー
ーマサシの石像の防御力が上がったー
③MP消費が通常使用の倍だった。これが複数詠唱のリスクか!!!
通常のスライムゾンビと同じサイズの真っ黒なスライムが天井に貼り付くのを止めて、地面に落ちた。
落ちた先は灯り泡がびっしりの地面 。
ー真っ黒なスライムはダメージを受けたー
④ワイズボックスの直線射出システムを使って、魔力感知で見つけた核に銅の剣を発射した。
ー銅の剣は真っ黒なスライムの核に命中し、ダメージを受けたー
ールプはプチエーテルを使ったー
ーマサシはMPを少量回復したー
①2ターン目❗気を引き締めてかかれ!
①『分析』発動!
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ブラックスライムゾンビ? 属性:闇 弱点:聖 光
Lv?? HP??/?? MP??/??
スキル:???
ノーマルドロップ:???
レアドロップ:???
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①まだ、『?』が付いている!?
②今度は追尾性能が有る。これだー!!
ー泡の精霊の子らよ、我に力を貸したまえ、浮遊するは、大量の照らす泡ー
『下級明泡多祭!』
浮遊する明泡がブラックスライムゾンビ?に殺到する。
ーブラックスライムゾンビ?はダメージを受けたー
「ピキピキ?ピキー!」
ブラックスライムゾンビ?は明泡から逃れる為、後ろに跳んだ。しかし、明泡達はブラックスライムゾンビを追いかける!
ブラックスライムゾンビ?は立ち止まり、ぷるぷると震え始めた!!!!!
③何だと!まだ、何か有るのか!
でも、これで終いだ!!!
ー③幽体は銅の弓とブロンズアローを装備し、弓スキル・遠射を放ったー
泡と矢が迫る中、ブラックスライムゾンビ?の変化が終了したー
ーブラックスライムゾンビ?は黒いオーラを纏ったー
「ピキピキピキー!ピーキー!!!」
泡は黒いオーラに吹き飛ばされ、半分以上割れた。
矢は黒いオーラに触れたとたん、腐食して消滅した。
刺さっていた銅の剣も黒いオーラに触れたとたん腐食し消滅した。
④何かヤバい!!!
④はワイズボックスで幽体と石像に皮の帽子と皮の鎧を装備させた後、ワイズボックスの射出システムで銅の剣を発射させた。
銅の剣は矢と同じく、黒いオーラに触れたとたん腐食し消滅しました。
ールプ高速思考中ー
「あっ!・・・・・あの黒いオーラは・・・まさか!そんな!?・・・・・・・・・・・・
マサシさん・・・・・・わたくし達は・・・もう、終わりなのです(泣)」
ルプはぶるぶると震え出し青ざめて、立ち竦んでいる・・・・・・・。
それではありがとうございました。