第7話 脳内会議その弐
④「会議を再開する前にあの謎の声さんを呼んで、この会議に参加してもらった方がいいと思うだが」
①「それもそうだな。他の二人もいいかな?」
②③「「問題なし。」」
①「それでは謎の声さんを探そうかな!」
夜鬼眼発動!状況分析・謎の声の場所と状態分析・・・完了。
場所は肉体の右肩、状態は体力低下による気絶、癒泡で治療可能。精神情報体なので脳内会議には許可が出れば、参加可能。
①「そんじゃ、治療しよう。」
メニュー→スペル→泡スペル→癒泡
ー泡の精霊の子らよ、我に力を貸したまえ、彼の者に体力と癒しを与える泡をー
『下級癒泡』
肉体の右肩に黒髪の小さな妖精が姿を現した。
妖精はマサシの頭の中に入って行った。
ー妖精はマサシ脳内会議に参加したー
「ほ~生き返るなのです。治療魔術、ありがとうなのです。」
①「改めて、さっきはありがとうございます。あれのおかげで頭が冷えてゾンビ化しなくて済みました。」
「いえいえ、あれは貴方の選択の結果です。あっ、ちなみにわたくしは案内妖精のルプなのです。よろしくお願いします、マサシさん。」
①②③④「「「「何でオレの名を!?」」」」
「鑑定で調べました。ついでにスキルスペルの構成もなのです。にしても、マサシさん貴方、古神の理にかなり気に入られましたね。そこまで古代スキルのバーゲンセールは初めて見ましたなのです。」
①「そうっ!!!」
夜鬼眼が魔物の姿を捕らえました。
①「どうやら、脳内会議は時間切れみたいだな!ターン数として2ターン後に魔物がこの部屋に来るぞ!・・・①は夜鬼眼発動のまま、②③は魔力草で回復、④は黒泡でブロンズナイフを矢に変換。かかれ!!」
「わたくしもお手伝いしますので、アイテム使用許可を出してくださいなのです。わたくし案内妖精は宿主の許可無しだと祝福を与えるか鑑定するかアドバイスしかできないなのです。」
「・・・・・・わかった、許可を出しますので手伝ってください。」
ー①は夜鬼眼発動継続ー
ー②③ルプは魔力草を使ったー
ーMP15回復したー
ー④はコーティングした幽体で黒泡にブロンズナイフを5本入れてブロンズアローに変えたー
ーMP5消費して黒泡を維持したー
「マサシさん、何で魔力草しかないの?ワイズボックスで自動調合しないの?・・・なのです。」
④「えっ?・・・ワイズボックス?自動調合?」
「ワイズボックスはワイズマンアイテムボックスの略称。自動調合はワイズボックスの機能の1つ、素材を入れてレシピをセットすると自動で調合してくれる機能なのです。」
④「なっ!?」
「他にもアイテムを射出する機能や条件付自動アイテム使用機能があるのなのです。」
ー魔物の群れが現れたー
ーしかし、群れはこちらに気付いていないー
ースライムゾンビLv1が10匹現れたー
ースライムゾンビLv2が5匹現れたー
ノーマル・魔力草 レア・魔力草
ーゴブリンスケルトンLv3が5匹現れたー
ーゴブリンスケルトンLv4が2匹現れたー
ノーマル・皮の帽子 レア・皮の鎧
①「④!黒泡解除してワイズボックス機能設定後、MP回復薬の自動調合!②は『水泡多射を詠唱・全体対象。③は幽体で弓スキルの『双矢射』でLv4のゴブリンスケルトンを倒せ!ルプは引き続き、魔力草で回復をお願い。①は夜鬼眼発動継続+魔力感知でLv4のゴブリンスケルトンの急所を探す。」
①Lv4のゴブリンスケルトンの急所を見つけた。
②「泡の精霊の子らよ、我に力を貸したまえ、降り注ぐは大量の泡 下級複数対象水泡多射!」
泡が魔物の群れに降り注ぐ。
ースライムゾンビ達は全滅したー
ーゴブリンスケルトンLv3達は倒れたー
ーゴブリンスケルトンLv4達は怯んだー
③幽体で弓を構え、双矢射を放った。
ーゴブリンスケルトンLv4Aの急所に矢が刺さった。ゴブリンスケルトンLv4Aは倒れたー
ーゴブリンスケルトンLv4Bの急所に矢が刺さった。ゴブリンスケルトンは倒れたー
ー魔物の群れは全滅したー
ー薬草×10 魔力草×20 ブロンズナイフ×5 銅の剣×5 皮の帽子×2 皮の鎧×2を手に入れたー
④ワイズボックスの自動調合機能on、魔力草×20を使ってプチエーテルを10個、5ターン後に完成。
・・・・・
突如、虚空からゴブリンスケルトンLv3が現れ、大きく振りかぶって銅の剣をマサシに斬りかかる!
一刀両断されたマサシの石像は真っ二つになってしまった!!!!!?