プロローグその壱
初めて投稿しました。
至らぬ点もありますが、どうぞよろしくお願いします。
プロローグ
第1話
まず落ち着け。
落ち着かない場合でも落ち着きましょう。
落ち着く時、落ち着けば、落ち着こう。
クールダウン、クールダウン。
よし❗とりあえず、考えられる程度には落ち着いた。
まず、自分の名前を確認しよう。
田中 正。30歳になったフリーター。
ここまで問題無しだな。それでは問題を上げて見よう。
少し振り返って見よう。
あれはバイトが終わり、家で一人寂しくバースデーケーキを食べて終わって片付けようと立ち上がった時、いきなり、足元に魔法陣が現れたと思ったら意識を失った。
意識を取り戻すと真っ白な空間にいた。
夢かと思って頬をつねったら痛みが走った。
「夢じゃないみたいだが、ライトノベルみたいな異世界転移モノに巻き込まれたというオチじゃないよな」
「若干、混乱して現実逃避してみたいですね。」
「誰だ?」
真っ白な空間の奥から白いローブを纏った金髪碧眼の美女が現れた。
「私は異世界クロスディアの女神フィリア、貴方をここに呼んだ者です。」
「私をご指名してくれてありがとうと言いたいのですが、貴方の雰囲気からして『異世界観光に誘われた』とは違うようですね。」
「もう、冷静に判断できるようになったのですね。さすがです。はい、察しの通り観光ではありません。」
「続きは嫌な予感がするので聞きたくないが、何の用で呼ばれたのですか?」
「単刀直入に言います、水の勇者まさし様、私の世界クロスディアをお救いください。」
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ここできっぱりとNoと答えられたら退屈だけども平和な日本に帰れたのかな?
やっぱり、異世界ということで浮かれて調子に乗って、その場のノリで女神の願いを聞いてしまったのが大問題ですなΣ(ノд<)
これからよろしくお願いします。