プロローグ 【始まりの終わり】1_終 2_始
皆さん初めまして、五月晴零です。
今回初めての小説ということで、至らぬところも、あるかと思いますが、何かとよろしくお願いいたします(
えー
この話は未来の話となっているので、世界観など掴みにくいと思います。
事実、難しいです、書くのが←
とにかく、頑張って行くのでよろしくお願いします!
2560年ーー…。
とあるものが造られた
2960年ーー…。
世界でとある事件が起きた。
2976年ーー…。
世界中でとある法令が下された。
2989年ーー…。
とあるものが全て廃棄された。
そして3000年ーー…。
とあるものはある少年に………
#
猛暑日が続く7月。
中学2年生の俺、浅野悠陽は、家路についていた。
浅野悠陽。
この名前に俺はコンプレックスを抱いている。
浅野悠陽……朝の悠陽………朝の夕日。
朝なのに夕日かよ!!ってツッコミを入れたくなるような名前で。小学校高学年から今にかけて約4年間、同級生その他もろもろにいじられ続けてきたのである。
「っだぁぁぁぁ!何でこんな名前なんだよ」
「うぉあ!?」
ドテッ!
「あれ?なにどうしたの、優野」
「……別に。お前がいきなり叫ぶからだろ」
こいつは宮凪優野。
ゆうの って書くから皆にはゆうのって呼ばれてる。 まぁ、俺はゆうやだけど。
こいつを一言で言い表すと「キャラブレ野郎」 キャラがブレているのだ。完全に。
さっきだって、俺の声にマヌケな声を発して倒れたのに、その後のクールな態度。
クールキャラを目指しているようだが、あれではツンデレだ。ツンデレ。
「あ、そういえばお前さ」
そう起き上がりながら真剣な顔つきで優野は言った。
「ん?」
「彼女いんの?」
「は?」
何をいきなりいってるんだこいつは。
いきなり真剣な顔つきになったかと思えば…
彼女の有無だと?
そんなんもちろん……
「いるに決まってんじゃん」
「はぁ!?え!マジで!?」
おいおい、クールキャラ崩れてんぞ
ブレてるブレてる。
「嘘に決まってんだろ、真に受けるな阿呆」
「んだよ、騙すなし!」
「あはは〜、あとお前キャラ崩れてる」
「は!!しまっ…… はぁ」
7月も、そろそろ半ばだ。
また今年も何事もなく終わるのだろうと
俺は信じ切っていた。
そう。今までは。
夕方の午後5時の街の歩道。
いつもと同じように歩いていた。
いつもと違ったのは
俺ではなく
街の様子だったのではないか。
ふと、違和感を覚え空を仰いでみる。
「悠陽ーーッ!おま、よけっ!」
「は……」
振り向きざま見えたのは
透けた
俺だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
物語は少年の周りでグルグルと。
まるで、台風のように
巻き起こる
それを止められるのは
時間だけ。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その透けた俺の後ろからはバスが突っ込んできていたが、あまり記憶はない。
でも、
俺がいたことだけはよく覚えている
ーーーーーーーーーーーー
全ては2996年の7月28日。
ーーーーーーーーーーーー