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捌
結論から言う。この『神』ほど恐ろしい敵はいなかった。
私達は全力で攻撃を行った。彼は。無抵抗だった。
だが、斬っても斬っても。撃っても撃っても。砕いても砕いても。彼は死なず。苦悶の声をあげるのみ。
「早く死なせろ」ハヤク。ハヤク。ハヤクシナセテクレ。
「やっているっ! やっているんだっ 」"彼"が。"委員長"が切りかかり、殴りかかり、"組長"が突き込み、腕を振るって一斉射撃を命ずる。
"彼女"の銃が、小型核が。"私"のハンマーが神を攻撃するが。それでも。
次々と再生していく。
「この呪いから。解いてくれッ この世界から。開放してくれッ」
少年の慟哭に、私たちは無力を隠せない。




