壱拾壱
塔の最上階に。"神"はいた。
ボコボコと泡立つ透明なシリンダーに入った赤子たち。
機械で出来た、禍々しい体の女のような像。
彼女こそこの世界の"神"にしてすべての創造神。アークメイ。
『……侵入者ども。我こそ母。我こそ友。我こそ幸せの源』
猛烈なレーザーの嵐が吹き荒れるが、"彼"のチャフで消え去る。
『母よ。友よ。幸せか? 私は幸せだ。我が願いは、貴方の死だ 』
"呪術師"が火球を放とうとするが、機械世界の理に従い、火球は消えてなくなる。
"神"の威圧に屈さず、自らの意思を伝える『願い』を持つものの意思を受け止める者。
元、『冒険者』だった人間。それが。彼女。世界の塔を統べるもの。『世界神』。
そして私達は。
『我ら! 夢を追う者!!! 』
『願いを叶える者を助けると言う伝説の冒険者の故事に基づき! 我らは"呪術師"に加勢する! 』
『"神"よっ! 願わくは我らの想いを見守りたまえっ! 加護より祝福より、呪いに満ちた試練と我ら人の子の命ある道を与えたまえっ!! 』
"私"達四人は故事に基づき、宣戦の言葉を挙げる。
『愚かな"神"殺しどもっ! 古き"神"と"冒険者"の掟を破るものどもよっ!?
我は貴様達に神罰を与えるっ! 我はこの世界の『理』……! この世界の母!
我が『理』は『我の愛のみが愛』なりっ! 偽りの愛を語る罪びとよっ! 死ぬが良いっ! 』
"私"たちの。タノシイ。冒険が始まる。




