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異世界冒険奇譚 月狂の歌  作者: 鴉野 兄貴
第三章。機械世界の"呪術師"

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 「この世界の金などほとんど意味がないだろう?

私を好きなだけ慰み者にして良い。と言うのはどうだ? 」

"呪術師"は愉しそうに笑った。

其の姿が歪み。小柄な少女の姿をとる。


 次々と姿が変わる"呪術師"。

妖艶な熟女、可愛らしい少年。動物。etcエトセトラ...。

「どんな姿も取れるし、記憶を自ら操り、処女も熟練の娼婦になることも可能ぞ」

そういって微笑む"呪術師"に。


 「乗った」「……悪くはないのう」

「……」(何故かしゃがみこむ"委員長"。最低すぎる)

……"彼女"だけは冷静だ。


 「興味がない」"私"は"呪術師"を睨みつける。

「帰る」勝手にしたら良いのだ。『日記』もあるしなんとかなる。


 「世話になったな。もう"私"は貴様らの世話にならん。

軍資金の宝石は元は私のものらしいな! 好きにしろ。……男なんて最低だ」


 「フラグ立ったな」

"彼女"が呟いた。……???


 「……あ~あ」「相変わらず人が悪いのう。"……殿"」

「俺、そういうつもりは」お前だけだ。相変わらず股間を押さえてしゃがんでいるのはっ! 委員長! 

……絶対、絶対許さんっ!!!!!! 本当に許さんっ!!!!!!


 「市民。貴女は幸せか? 」

ナニを言っている?


 「当たり前だが、理由なくこの世界を去ると、『幸せと感じていない』と判断されるだろうな」

"彼"がニヤニヤと嗤っている。

……なにを言っているんだ? お前まで。


 「しかも、この状態では、ワシらまで極刑じゃな」

"私"を見て何故かため息をつく"組長"。

 「大歓迎なんだけど」

意味はわからないが、殺す。殺す! "委員長"!!!!!!

この恨みつらみは『日記』に書いておくからなっ?!!!!


 「"仲間"がこの状態だから、受けざるを得ないな」

そういって"彼"は"呪術師"に微笑んだ。


 ……。

まさか。

「……"私"は。男だぞ」

「うん」「そうだね」「じゃったな」「『さっきまで』はな」

"彼"、"委員長"、"組長"、"彼女"が続ける。


 「本当に人が悪いのう……普通に手伝うとかえぬのか」「ぶっ! 」

口に含んだ酒を噴きだす"彼"。だが、"私"はそれどころでは。


 まさか。まさか。

ツカツカと歩み寄る"彼"を

落ち着きを取り戻して睨む"私”。


 "彼"はニヤリと笑って私の背後に回る。

『つんつん。さわさわ』

私の胸の中央、異様に敏感になった部分を後ろからつついた挙句、

軽く愛撫を始めた"彼"に"私"は容赦ない一撃を与えた。

「変態!!!!!!!!!!!!! 」

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