漆
「この世界の金などほとんど意味がないだろう?
私を好きなだけ慰み者にして良い。と言うのはどうだ? 」
"呪術師"は愉しそうに笑った。
其の姿が歪み。小柄な少女の姿をとる。
次々と姿が変わる"呪術師"。
妖艶な熟女、可愛らしい少年。動物。etc...。
「どんな姿も取れるし、記憶を自ら操り、処女も熟練の娼婦になることも可能ぞ」
そういって微笑む"呪術師"に。
「乗った」「……悪くはないのう」
「……」(何故かしゃがみこむ"委員長"。最低すぎる)
……"彼女"だけは冷静だ。
「興味がない」"私"は"呪術師"を睨みつける。
「帰る」勝手にしたら良いのだ。『日記』もあるしなんとかなる。
「世話になったな。もう"私"は貴様らの世話にならん。
軍資金の宝石は元は私のものらしいな! 好きにしろ。……男なんて最低だ」
「フラグ立ったな」
"彼女"が呟いた。……???
「……あ~あ」「相変わらず人が悪いのう。"……殿"」
「俺、そういうつもりは」お前だけだ。相変わらず股間を押さえてしゃがんでいるのはっ! 委員長!
……絶対、絶対許さんっ!!!!!! 本当に許さんっ!!!!!!
「市民。貴女は幸せか? 」
ナニを言っている?
「当たり前だが、理由なくこの世界を去ると、『幸せと感じていない』と判断されるだろうな」
"彼"がニヤニヤと嗤っている。
……なにを言っているんだ? お前まで。
「しかも、この状態では、ワシらまで極刑じゃな」
"私"を見て何故かため息をつく"組長"。
「大歓迎なんだけど」
意味はわからないが、殺す。殺す! "委員長"!!!!!!
この恨みつらみは『日記』に書いておくからなっ?!!!!
「"仲間"がこの状態だから、受けざるを得ないな」
そういって"彼"は"呪術師"に微笑んだ。
……。
まさか。
「……"私"は。男だぞ」
「うん」「そうだね」「じゃったな」「『さっきまで』はな」
"彼"、"委員長"、"組長"、"彼女"が続ける。
「本当に人が悪いのう……普通に手伝うとか云えぬのか」「ぶっ! 」
口に含んだ酒を噴きだす"彼"。だが、"私"はそれどころでは。
まさか。まさか。
ツカツカと歩み寄る"彼"を
落ち着きを取り戻して睨む"私”。
"彼"はニヤリと笑って私の背後に回る。
『つんつん。さわさわ』
私の胸の中央、異様に敏感になった部分を後ろからつついた挙句、
軽く愛撫を始めた"彼"に"私"は容赦ない一撃を与えた。
「変態!!!!!!!!!!!!! 」




