表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界冒険奇譚 月狂の歌  作者: 鴉野 兄貴
第二章。"委員長"との出会い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/65

壱拾

 「はああぁああああああああ!!!! 」

"空間"がガラスのように砕け散る。


 タックルを"神"にぶちかます"委員長"さん。

そのまま大きくブリッジ。頭から"神"を地面にたたきつける。

その攻撃を頭上の空間(つまり地面)を歪ませて防ぐ"神"。

しかし、"委員長"さんは既に動いている。"神"の腕に、首に両脚を絡めて。

腕ひしぎ逆十字固め。後に"委員長"さんがそう語る技をかけていた。


 ぼき。


 驚愕の顔をする私達。

"神"は腕一本を残し、"私"の前に立っていた。

『空間』を使い腕を自ら切り取って移動したのだ。そう"私"が把握するより早く。


 「ドン ドン ドン」銃声。

「!! 」銃剣を着剣した"彼女"さんが至近距離から銃を撃つ。

"神"の後頭部に穴が開き、反対側から脳と血、脳漿が噴出ふきだす。


 瞬時に詰めた"彼女"が三連続で突きこみ、返す柄で激しく"神"の頭を打つ。

たまらずよろめいた"神"は不思議そうな顔をして大穴の開いた額に噴出した脳を収める。


 「読んでいた? だと? 人間ひとの身で? 」

「お前だって、元は人だったろうがっ?! 」「癒し手を狙うのは定石じゃ」「……なんとなく撃っただけだ」

なんとなく……聞かなければ良かった。もし"神"が私を狙ってこなければ私の身体がああなっていた。


 「はっ? 」

"組長"が距離を詰める。鋭い突き。そして避けた"神"に追撃の斬。

背後から"彼"が剣を突き立てる。


"神"は動こうとするが、二人の剣から漏れるいかづちによって動きが阻害される。


二人が"神"の身体を蹴り、跳ねた。


 "組長"が剣を持たぬ右手を振り上げる。

「零番隊! 」

空間を割って、狙撃スコープのついた火縄銃を持った侍達が何十人も現れる。"彼女"も銃を構える。


 "神"は穏やかな笑みを浮かべた。

"組長"は一気に手を振り下ろす。

ぇぇぇぇぇぇっっっぃぃぃぃ!!!!!!!! 」


……幾重もの轟音が"塔"に響いた。


 「"神"よ」

"委員長"は穏やかな笑みを浮かべた。穴だらけとなった"神"もその笑みに優しい笑みで返す。


 「これがっ?! 俺のっ! 俺のっ?!! 『願い』だあああああああああっっ??!!!」

鋭い一撃が"神"の頬を打った。


鈍い音がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ