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異世界冒険奇譚 月狂の歌  作者: 鴉野 兄貴
第二章。"委員長"との出会い
19/65

6話7話をまとめて投稿してしまったので、分けておきます。

 「ちぇすと~~~~~~~~~~! 」

「ちょわは~~!!! 」「ほわぁたぁ!!!!! 」


 襲い来る住人を退けながら私達は『塔』を登る。

ちなみに、他の『世界』の『塔』は悪意のある守護者ぞろい、罠ぞろいらしいのだが。


先ほどの魔物たちの『拳』を翻訳するとこうなる。

 『ようこそ! "撲殺委員会"へっ! 』

『私達は皆様の来訪を歓迎しますっ! 』『ぜひ、美しい景色と愉しいひと時を堪能くださいっ! 』

……この世界は魔物たちでさえ気さくらしい。


 悪気があろうがなかろうが、魔物の力で殴りかかれば人間など即死する。

"私"たちは隊列をしっかり組み、"彼女"の銃を用いた先制攻撃、"委員長"の斥候、"彼"の防護魔法、"組長"の近接、"私"の回復術(使えるらしい)。と役目をしっかり分担して『塔』を登っていく。

"委員長"の『拳』は私達の『情報』に干渉することで傷を癒したりも出来るらしい。強いだけではなく頼りになる。


 『いい剣だったぜ……。 今度、俺と……酒でも呑まないか』

……魔物とはいえ、善良な心のある者を攻撃するのは忍びないが、この世界の『神』に直訴すれば良いとの事。

 「そうすれば。どうなる? 」"私"の質問に。

「訴えた者は、この世界のルールを変えることが出来る 」"彼"はそういった。

「ただし、その『願い』をいえるのはこの世界の者だけだ」

"彼女"は補足説明する。


 「そして、『願い』を叶えたものは、『世界』を出て、

冒険者ドリームチェイサーズ』になるのが定めじゃ」


 私は"委員長"の誠実そうな顔を見て切ない気分になった。

そんな私に、彼は笑って殴りかかった。

『問題ない。冒険者になって、広い『世界』を見てみたかった(以下略)』

やっぱり、この世界はいい世界だけど、困った世界だ。

"私"は魔物より、おいしい料理より、"委員長"の熱い想いのこもった一撃でおなかいっぱいだった。

本日の更新は6話7話をまとめて投稿してしまいました(今気がついた)。

分割しておきます。

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