プロローグ
プロローグは親子の良好な関係を書いただけのものです
不快に感じる方は飛ばしてもらってかまいません。
この小説を書こうと思った理由は小説を書く苦しみを知ろうという今日に本位からです。
いろいろ指摘してくださると狂喜乱舞します。
中の人は豆腐メンタルですが、強烈な批判以外は受け止めるように頑張ります。
虚実交わる真の名と言ううたい文句とともに登場した
「ペルソナオンライン」
2212年5月1日に公開される新しいVRゲームであり、
政治家からゲーム制作会社に転職した風変わりな開発者から生み出されたゲームである。
本職ではない人が作ったにしては…と言うレベルで完成されており、
VRゲームとは違い広大なマップやさまざまなフィールドモンスターなどが公開され、
今までにないぐらいの期待を寄せられた待望のMMO。
製作者が、「このゲームは世界の真理がある」とコメントしていた。
そのβテストの応募者はテスト枠2万人の5倍、10万人を記録しており、その人気が伺えた。
……だれもその後の惨劇を知るはずもなく浮かれていた……
昼の某所のマンションにて
「やった!やりました!ペルソナのβ通りましたよぉっ!」
…元気にベットの上を飛び跳ねる少女がいた。
「まさか本当に通るとは思わなかったなぁ…えへへ」
運がよかったのだろうか?
絶対に無理だといわれていたものが、夢にまで見たものが手に入ったかのように、
その顔にはとてもまぶしい笑顔があった。
「早くご飯食べて準備しなきゃ!明日早いし食べてちゃっちゃと寝よう!」
その幸運な少女の名前は須藤菜々美。
髪は背中が隠れるくらいにまで伸ばし、前髪を左目の上あたりで分けている黒髪黒瞳の
それなりに容姿が整った少女。
その少女が家の中でぴょんぴょんと飛び跳ねつつ晩御飯を食べにリビングへ向かいながら大声で
「おかーさーん!明日から出かけるねー!」
と、閉じたベランダの向こうで洗濯物を干している奈々美を成長させたような姿の母、
奈々子に声をかける。
「何時にでかけるの~?」
手馴れた手つきで洗濯物を干しながら少し間延びした声で聞き返す。
「うんとぉ…朝の5時くらいかな~?」
と奈々美は「今はとてもご機嫌です!」といわんばかりのテンションで声を返す。
…冷蔵庫の中身をあさりながら。
それを母の奈々子は、
「後でご飯作るからまってなさい!ご飯抜くわよ?」
といつ見ていたのか冷蔵庫からハムを抜き出そうとする奈々美に釘を刺す。
「うっ…!ごめんなさぁい…」
と若干悔しそうな顔をしてハムを冷蔵庫に戻しながらあやまり冷蔵庫を閉めたが、
すぐにまたにやけた顔になる。
「どぉしたの?そんなにニヤニヤしちゃってぇ~?」
と洗濯物を干し終えた母がベランダから戻りながら聞いてきた。
「えへへぇ~、な~いしょっ!」
奈々美はにやけた顔をさらにだらしなく弛緩させながら答えを返す。
それを見た母は、
「ふ~ん?そんな態度とっちゃうんだぁ~?これは晩御飯がさびしくなっちゃうなぁ~?
主にお母さんが気になちゃってさ?」
と、よよよっと泣き崩れる真似をする。
「え~っ!晩御飯だけは勘弁してぇ~っ!?」
と母が泣きまねをすることは完璧に放置しつつ懇願すると、
「じゃあキリキリはきなさい?ほらほらぁ~」
と泣きまねをすぐにやめ、いぢめっ子のような顔をしながら迫る。
「明日の午後から東京都のOOで応募したβテストの合宿みたいなのがあるんですぅ~」
とむくれた顔で答える奈々美。
すると母が、
「ほらほらむくれないお母さんが悪かったってば!…へぇ~あのゲームに受かったんだぁ…おめでと~」
と優しい顔で慰めつつ祝いの言葉を述べた。
「えへへぇ~…ありがと~」
とまた顔をだらしなくしながら祝いの言葉を受け止め、
「お祝いに今日は私の好きなものつくってほしいなぁ?」
と晩御飯に対してグレードアップを要求してきた
「今日もハンバーグにするつもり?昨日食べたでしょう?」
と少し眉を寄せながら
「今日は鮭を焼いたものと野菜サラダです」
と奈々美の要望を一蹴した。
「えぇ~、鮭きらい~…せめて鯖の味噌煮にしてぇ~…」
と今度は絶望したかのような顔をしつつ懇願するも、
文句があるなら食べなくてよろしい!
という一言であえなく撃沈した。
次の更新予定はまだ未定です…
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