愛してくれないからと婚約破棄された私が嫁いだのは田舎を守る騎士団団長のところでした

「この僕を愛することもできないとは思わなかった！　よって婚約の話は破棄させてもらう」

そんな理由でリィアの縁談話は無くなった。
優秀な魔法使いを輩出する家の元で生まれたリィアだったが、戦場は今も昔も変わらず男の場所で、その魔法の才を発揮することなく、嫁入りの年齢となってしまう。

（次は絶対上手くやる）

そう決心したリィアの元にやってきた次の縁談は寝ても覚めても剣を振るような変わり者の騎士団団長だった。

そこで彼と田舎で幸せなスローライフを送るリィアだったが、そこへ二人にある一通の手紙が届く。
それはリィアを捨てた領主が魔王軍に攻められていると言う知らせだった。
気が乗らないリィアだったが、国王の名には逆らえず、仕方なくリィアの弟子達で作られた最強の魔法部隊を実戦投入することにして…

※ザマァは物語の終盤になります。
※基本は恋愛ものです。