0 イントロダクション
春、新学期、自己紹介をできなかった神谷幸次は友達のいないまま、5月のGWを迎えようとしていた。
そんなとき、幸次を呼ぶ少女の声がクラスに響いた。
彼女は黒井花那と言い、美しい黒髪をなびかせた少し浮世離れした少女だった。
ゴールデンウイークから始まるボーイミーツガール、二人の出会いから世界が変わる恋が始まる……
「ねぇ、わたしと世界を変えてみない?」それはとても魅力的な提案に聞こえた。
濡れ羽色の艶やかな髪をなびかせて、ペリドットのように凛とした双眸でこっちの目をまっすぐに見てくる。
少し頬を赤らめたその表情はしっかりと熱を帯びているようで。けどこちらをからかってもいるようで。
どちらが真でどちらが偽なのか。いや案外どちらも偽かもしれない。
そもそもこんな美少女に急に呼ばれる理由がわからなかった。
神谷幸次はそんな奴ではないだろうと、頭の中の自分が告げている。
間違いなく美少女と言って過言ではない人だった。
身長は自分より頭一つぐらい小さく見えるから155㎝ぐらいだろう、なにより目立つのはその黒髪。
長い黒髪は腰よりも少し高い位置まであり、そこまで長いにもかかわらず艶やかさを失っていない。
そしてその髪に負けないぐらい整った顔立ち。すっきりとした和風美人といった感じだ。
多分着物とか浴衣とかを着るとすごい似合いそうだなと思う。
その瞳は仏像のように水晶でも埋め込まれているのかと思うほど輝いている。
そんな和風美人がなぜ自分を呼び出したのか、幸次にはやっぱりわからなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
つれづれにノートパソコンの端に書き溜めていたものを出すことにしました。
書き終わっていない作品なのですが、今後も少しずつ書き出していければいいなと思いますので、長い目で見ていただければいいなと思いますトリ。
誤字報告やコメントなどいただけると嬉しいです!




