君と三日月と
ミステリーのようなほろ苦い恋愛?少し未完成なので、感じ方、解釈の仕方は人それぞれです。貴方は、真実に辿り着けますか?
君と出会ったのは、丁度満月の夜。君の美しい横顔に僕は惚れてしまった。
あれから3日後君は、帰らぬ人となった。ひき逃げだ。僕は、君をひき逃げた奴を許さない。絶対に。
僕は、徹底的に調べに調べた。名前、生年月日、メールアドレス、そして、住所。僕は、そいつの家に乗り込み復讐をすることにした。
そう決めた日の夜に夢を見た。「絶対に殺して…。」そう言って僕の夢に出てきた君は、やはり綺麗だった。そうか、そうだよな僕は、君を愛してるそしてまた、君も僕を愛している。
決行の日雨が降っている。なんていい天気だ。まるで僕たちを祝福しているようだ。
見つけた。君をひき逃げした奴を見つけたよ。今殺してあげるからね。とその時に背中が熱くなるのを感じた。何だと振り返るとそこには、血相を変えた男が包丁を持ち立ち尽くしている。そうだ、僕が殺そうとした男だ。何故そこにいる何故刺された?刺すのは…僕のはず。
「美咲の敵だ!お前のせいで美咲が死んだ!死ねーーー!このストーカー!」
熱い!熱い!ストーカー?この僕が…。そんなはずは。段々意識がなくなっていき、体の感覚も薄れ…て、あぁ愛する君へそういい最後に見たのは、三日月だった。たった一つ願おう、「君を、愛して…る。」
「やっと、死んだ。やっと死んだよ美咲!ごめん君は、こんなこと望んじゃいないだろうけど。僕が許せないんだ!あいつさえいなければ。」あいつに美咲がストーカーされ始めたのは、
一ヶ月前
「だーれだ!」という彼女は、僕の目を後ろから塞いだ。温かい手の温もりを感じた。
「美咲だろ。」「正解!流石光くん!」綺麗な黒髪のロングストレートにまんまるの黒い瞳の可愛らしい彼女だ。
「それで、話って?」そう聞くと彼女は不安そうな顔をして話した。
「実は、最近ストーカーされてる気がするんだよね。」
「え?それ大丈夫なの?」
「まぁ、気がするだけだし私の勘違いかもしれないしね?」と誤魔化すように言った。
「何か変だと思ったらすぐに言えよ、何処にいても駆けつけるから!」「光くんならそう言ってくれると思った!」と彼女は、はにかむように微笑んだ。
「あの時、もっと話を聞いていれば…。」そう後悔してももう遅い。僕は、ただ雨に打たれていた。気がついたら雨は、やんでいてそこにあったのは、雲の隙間から見える三日月だった。まるで君のようだ。三日月と君と…。
最後まで読んでくれてありがとう!ハピネス!気が向いたら解説編も作りたいかも!どうだったかコメントしてくれると嬉しいです!