表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

ゴブリンが雄しかいない?逆だったんだよ!!

作者: oxi

ゴブリンの居なくなる未来が感じられる作品です。

近年、ゴブリンの研究が進み、その生体が顕かになってきています。

中でも大きな発見として今まで雄と思われてきたゴブリンが雌であったことが確実視されています。


男性生殖器に酷似した「産卵管」を使用して異なる種族であっても託卵することができ、着床後に産まれてくるのです。相性が悪いと食い破ってしまい効率が悪いので、相性の良い生物を選って襲いかかるのです。その為、人形種族が襲われる確率が高くなり人類の敵と言われるまでになったのです。


では雄は居ないのか?との疑問は当然浮かんでくるものです。もちろん、その回答は「居る」です。

特定の個体が雄化することが判明したのです。雄の役割は精子を雌の体内に分け与えることのみで、雌が託卵時にそれを使用して受精する高度な機能を有していたのです。


雄、雌、そして託卵先の個体という三つの性を必要とすると言えるでしょう。


ここにゴブリンを絶滅させるヒントがあるのです。

ゴブリンが雄化した場合、雌には戻らないことが分かっています。肉体的に変異している為です。この雄化のプロセスを強制的に引き起こす薬剤を投与することで変化を促し、全てのゴブリンが雄のみとなった時、彼らは繁殖できなくなるのです。


雄の個体は従来「雌」と思われてきた「ゴブリナ」が該当します。ゴブリンの雌は雄に接合することで精子を受け取り、雌の体内に保存します。雄は搾取される立場にあったのです。


そして、この新発売の薬剤「ゴブリナール」、巣のそばに設置するだけで餌と間違えて巣に持ち帰り、有効成分が気化することで周囲の個体がすべて雄化してしまいます。


お値段ただいまなんと3980G!!

三個入り、なんといまなら10000G!!


あのいまいましいゴブリンが、この「ゴブリナール」で全部ゴブリナに大変身!!


さぁ、皆さん、この「ゴブリナール」が買えるのは今だけですよ?!


ただいま、受付の窓口人数を大きく増やして対応中でござおます。お問い合わせはお早めに!!




ゴブリンの違法飼育が予想される作品に仕上がりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ