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どーも、反逆のオッサンです  作者: わか
シーワーズ帝国復讐編
60/146

どーも、エピローグ3です

前回のあらすじ


主人公 姫さまたちを解放する


どーも、ユリさんを抱えて空中を飛んでいるオッサンです。

姫たちが寝ている隙に帝王ことタダノ・ヒトシの遺産を拝借する。何があるのかなー。楽しみだなー。ユリさんを離して、落下させようかなー。だってさっきからイヤん、ああんとかうるさいんだよ。


「ケンさん、私のお尻をそんなに強く握ったら気持ち良くなっちゃいます」


「抱えて飛んでいるんだから仕方ないじゃん!変な声出さないで!」


「あん、いや!もっと強く抱きしめて!」


そろそろ王城だな、さっさと降りよう。


「ユリさん、風の魔法をお願い。ここからは真剣に頼むよ」


ユリさんの表情が変わり精霊魔法を発動させ、着地寸前にクッションのような風を展開してくれる。


「よっと。王城に到着…。まだ他国のスパイとかは着ていないみたいだけど、警戒して進もう」


俺は、左目に掛かっている布を捲り上げ神龍眼で辺りを見渡す。ユリさんも龍眼化を発動させる。警戒することに越したことはない。むせる血の匂い、この世界で初めて子鬼ゴブリンを殺してからだいぶ慣れたのか、気にならなくなってきた。ここが戦場だったことを改めて認識する。


「ケンさん、気づいている?」


「ああ、玉座の間辺りから魔力が流れているやつだろ?1つだけか?」


「魔力感知には1つしか反応がないわ。この目で確認しないと人かどうか判断出来ない」


この城に用があるとしたら、帝王だったタダノ・ヒトシしか考えられない。それにしてもこの魔力どこかで...一瞬ブルっと身体が震えた。玉座の間の空いてる扉まで到着し、隙間からスマホで確認する。



鑑定結果:猛牛鬼の支配者ミノタウルスロード 

ミノス LV160



「はあ?」


つい、声を出してしまった俺。気づかれたかも!?ミノスのことだ、とっくに気づいているだろう。やばい、心臓の音がうるさい。


『ヒサシイナ、タダノ・ケン』


唾を飲み込み、玉座の間へ俺は進む。ユリさんもその後に続いて歩く。


「そんなに久しぶりか?ミノス...」


『アア、オマエヲコロスタメニワタシハサラニツヨクナッタ。タダノ・ケン、オマエモツヨクナッタヨウダナ』


「お前、どんだけ強くなってるんだよ。はぁー、御託はいい。ここで殺し合うか?」


俺はゴウケツとコッケンを抜き、ユリさんはケツメイを構える。


『ココデタタカッテモツマラナイ。モットオオキナセンジョウデタタカイヲノゾム』


「そうかい、分かった。それでミノスは何でここにいるんだ?」


『ワタシガイタモリニアンデットガキタ。ソノオレイヲシニキタ。トチュウ、マジンヲトラエテキイタ。コイツオマエガコロシタ?』


「まあ、そんなところかな。おま...」



キィィイン



『魔力解放・魔力強化・蒼炎』


ゴウケツでミノスの剣を受け止める。ここで戦わないんじゃねーのかよ!!


『クッ、ハッハハハハ!ヤハリ、オマエガイチバンツヨイ!』


ユリさんは一瞬で距離をとり弓に魔法付与を施し狙いを定める。


「チッ!ああああああああああああああああっ!」


ミノスの攻撃を受け流しながら、乱れ斬りのスキルを発動させ、ゴウケツとコッケンを交互に振るう。


「ケンさん!離れてッ!」


俺が離れた瞬間に矢がミノスに突き...刺さらず避ける。玉座の間に隣接する帝王の部屋の壁に突き刺さり大きな穴が開く。


『ソコノオンナモヤルナ...ソレニアタラシイマホウカ。オモシロイ!!サァ、ツヅキヲ』


俺とミノスの間に、女魔人が現れ声を発する。


「ミノス様、おやめ下さい。魔王様がお呼びです」


『マオウサマガ...ウム、シカタアルマイ。タダノ・ケンヨ、マタアオウ』


「タダノ様、私どもは貴方をいつでも歓迎しております。それでは...」


空間転移?ミノスと女魔人が一瞬で消えて、先程まであった緊張感がなくなり俺はへたり込む。


「ケンさん!大丈夫なの!?」


「あ、ああ。何とか無傷だよ。一体何だったんだ?」


「分からないわ...魔王、ミノスは魔王様と言っていたわね。近いうちに、何かが起きるのかしら?」


「勘弁してくれよー。せっかく、帝国に仕返しが出来たと思ったら、またミノスに会うなんて...最悪だ」


「ケンさん、悪いことばかりではないわ。帝王の部屋に穴が空いて中に入れるのよ?」


ユリさんに手を引っ張られて立ち上がる。疲れた...早く安心して眠りたいもんだ。


次回 エピローグ4

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