泣き虫ポー君のお話。
僕のお友達に、ポー君という男の子がいるんだ。
ポー君は、涙腺がゆるいのか? 直ぐに泣いてしまう。
もらい泣きなの? 感動屋なの? 嬉し泣きなの?
もう、僕には分からないよ。
何にもしなくても、泣いちゃうポー君。
何故? 泣いているのと僕がポー君に聞いてみると。
ポー君は、目から勝手に涙が出てくるんだと言った。
ボクの感情はコントロール不能、誰もボクの涙を止めら
れやしないよ!
そう言ったポー君の目には、いっぱい涙をためていた。
ポー君は、とっても繊細で優しい男の子だ。
だから、人の気持ちが分かるのかもしれない。
繊細がゆえに、感じる感情が豊富なのかもしれない。
ポー君の、涙の貯蔵庫は? どうなってるのかな?
こんなに泣くポー君の体の水分はどこから出てくるのだろう。
ポー君は、あまり水分を取るところを僕は見た事がない。
汗もかかないし、ポー君の体はどうなってるのだろう。
トイレも滅多に行かない子だよ。
僕は不思議にポー君を見ている。
ポー君の家庭は、普通の家と少し違う。
ポー君のママとポー君のパパは離婚して、ママの方にポー君は
引き取られた。
そのポー君のママが再婚して、再婚相手のパパとその連れ子の
たっちゃんは、“血の繋がらないお兄ちゃんができたんだ”
ポー君は、たっちゃんを血の繋がったの弟のように本当に可愛
がっているよ。
血の繋がらないパパの事も、“パパ”と呼んでいるらしい。
ポー君は、とってもいい子だ。
ママの幸せが一番だからと言って、新しいパパを受け入れたんだって。
きっと、ポー君にも葛藤があったに違いないのに、、、。
ポー君は、すべてを受け入れた。
僕は、ポー君がお友達である事に誇りを思うよ。
本当は、強くて優しい男の子なんだ。
僕にはない、強さをちゃんと持っている。
だけど? ポー君は泣き虫だから。
いじめっ子にイジメられる事もあった。
それでなくても、家庭環境が普通じゃないから余計にね。
僕は、そんなポー君を守る為に二人でいじめっ子達に立ち向かう。
だけどね? いじめっ子達の人数の方が多いからいつも僕達は
負けてしまうんだ。
ポー君は、僕を見て! また泣いてしまう。
【ごめんね、ボクの為に、、、。】
僕はそんなポー君を、放ってはおけなかった。
僕にとって、ポー君は大事なお友達だから!
それに、僕も気づいた事もあったんだ。
ポー君が居るから、僕は強くなれるって事にね。
僕は、ポー君を守ってるんじゃなくて守られている時もある事を...。
だから、僕は強くいれる。
僕の強さの源は? ポー君の涙なのかもしれない。
ポー君は、優しい男の子だよ。
でも? 優しさの中にこそ“強さ”があるのかもしれない。
僕は、ポー君の強さを知っている。
だから、僕もポー君のように強い男の子になりたいと思う。
ポー君の本当の強さを知った時、僕は強くなりたいと思った。
僕の大事なお友達、ポー君。
これからも、僕のお友達でいてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。




